【30代女性 頭痛】頭痛の原因と効果的な治し方：緊張型頭痛の改善法

2024.09.05

これまでの経過

首こり、肩こり、物心ついたときから毎日頭痛、動悸、寝付きが悪く中途覚醒、アレルギー性鼻炎

治療経過

週に1回のペースで治療を実施

1回目

頭痛の頻度が軽減

3回目

頭痛が3日に1回程度に軽減

5回目

頭痛がほとんど発生しなくなる

所感

頭痛は日常生活に大きな影響を与える症状の一つだ。この方は、長年にわたって首や肘の緊張が強く、特にストレスが原因で物心ついたときから毎日頭痛を感じていた。首や肘の強い緊張が肩首の筋肉を収縮させ、結果としてストレートネックになり、頭痛へとつながっていたと考えられる。また、ストレスが加わることで症状が悪化し、吐き気を伴うこともあった。

鍼灸医学的には肝機能の亢進が頭痛の一因となり、病証には、肝陽上亢：かんようじょうこう（肝の陽気が過剰に上昇する）や肝火上炎：かんかじょうえん（肝の熱が上部に上がる）がある。頭痛以外の症状は子供の場合は落ち着きがなくなったり、感情が不安定、興奮して眠くならない。大人だとイライラ、怒りっぽい、眼精疲労、眠れない、目覚めやすい等の症状の可能性もある。

頭痛の症状を改善するために、この方は週に1回のペースで鍼灸整体を受けた。初回の治療で頭痛の頻度が軽減し、3回目には頭痛が3日に1回程度にまで減少した。5回目の治療が終了した時点で、頭痛がほとんど発生しなくなった。首や肘の緊張がほぐれたことで、肩首の筋肉の収縮が解消され、頭痛が改善した。

この方は、肩甲骨の動きに制限があったため、左肩甲骨の外転動作（左腕を横から耳につける動作をしたとき）が困難だった。この動作は心臓系に影響を及ぼす可能性があり、動悸や他の体調不良のリスクが高まる。鍼灸整体の治療により、肩甲骨の動きがスムーズになり、体全体のバランスが改善した。また、親族に脳血管疾患の方がいる場合は、骨格も遺伝するため、同じ疾患にかかるリスクが高く、首の緊張を定期的に緩めることが重要だ。

この方の頭痛は、首と肘の緊張が原因であり、ストレスによって悪化していた。しかし、鍼灸整体を定期的に受けることで、頭痛の頻度が大幅に減少し、最終的にはほとんど頭痛を感じることがなくなった。治療により、肩首の筋肉の収縮が解消され、頚椎の自然なカーブが回復し、肩甲骨の動きも改善されたことで、体全体のバランスが整い、長年悩んでいた頭痛から解放され、今では快適な日々を過ごしている。

鍼灸整体の治療により、首の緊張が緩和され、肩首の筋肉の収縮が解消されることで、頭痛の症状が劇的に改善した。また、左肩甲骨の動きが改善されたことで、心臓系のリスクも軽減された。今では頭痛から解放され、まるで別人のように日常を楽しんでいる。

当院の鍼灸整体は、細かい可動域の検査で体の状態を観察し、緊張している部分をゆるめて血流を良くして改善に導く。

※効果には個人差があります。

肝陽上亢（かんようじょうこう）・肝火上炎（かんかじょうえん）

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