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頚肩腕症候群

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)とは、腕や肩、首、背中などの痛みや感覚異常などの総称です。特に何かをしたわけでもないのに首から肩、肩甲骨周辺、腕、手などに痛みがある・しびれる・重いといった症状があるときは、頸肩腕症候群が疑われます。慢性的に肩首腕のこり感、違和感が続くと痛み、痺れ感などが出現する場合があります。神経や筋の疲労、圧迫、筋力低下、循環障害などの自覚症状があらわれ、原因が特定できない病気です。頸肩腕症候群とは、「変形性頸椎症」、「頸椎椎間板ヘルニア」、「ストレートネック」をはじめとする、脛骨腕痛症状をともなう脊柱や肩関節に由来する病気も含まれます。

現代人は、パソコンやスマホの普及から長時間作業によって症状が誘発されるため、頚肩腕症候群は職業病的要素もはらんでいる疾患と思われます。

頚腕症候群の原因

肩周辺の筋肉の緊張が考えられます。肩周辺には僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋、棘下筋などの筋肉があります。これらの筋肉が常に緊張していると、筋肉が収縮して硬くなり、血管が圧迫されて血行が悪くなります。頚肩腕症候群は男性よりも女性に多く起こり、頭を支える筋力の強さ弱さも影響してくると考えられます。ストレスや精神的な緊張でも痛みやこりが生じやすくなります。

1.もともと華奢な体型で、細長い首でなで肩の人

生まれつきの骨格や筋肉が大きく影響しています。なで肩は、肩が腕の重みに負けて下がった状態にあります。腕を支えるのに重要なのが僧帽筋上部線維なのですが、ここの筋力が低下し、腕の重みに負けて伸びてしまっている状態です。ただ、弱いながらも腕を支えようと頑張っているから、常に筋肉に力が入り、凝りや痛み、不快感として感じます。また腕の重みに伴って下がろうとする肩甲骨を支えようと頑張っている肩甲挙筋も、緊張してきます。

改善方法

「肩こり」「首こり」にオススメのエクササイズがあります。両方の手を肩峰に当て、肩甲骨を動かす意識で前に回旋を10回。後ろに回旋を10回おこなって下さい。この時、前腕部に力が入りやすいので、なるべく肘と前腕部の力を抜くことを意識します。
この運動は、なで肩の方だけでなく、いかり肩の方にも肩こり首こり改善に効果があります。

2.人前に出る機会が多い人

循環、呼吸、消化、体温調節、内分泌機能や代謝など身体の機能をコントロールする自律神経には、興奮状態に働く交感神経と、休息状態に働く副交感神経神経があります。このバランスが乱れると身体にさまざまな不調をきたします。その一つが「肩こり」です。人前に立つ時には、交感神経が優位になって血管や神経が緊張状態になり、血流がギュッと締まって縮まることで筋肉が固まって「肩こり」が起こります。

改善方法

「生命を維持する機能=自律神経機能」で自らコントロールできるのは呼吸だけです。深呼吸が最も効果的なのです。深呼吸をする時、吸うことに意識を持っていきがちですが、息を細く長く吐くことを意識してやってみて下さい。自然と沢山の空気を吸うことが出来ます。これを、1日に5回程度を続けてみて下さい!

3.ストレートネックと言われたことのある人

ストレートネックとは、本来であればゆるやかなカーブを描いているはずの首の頚椎(けいつい)という骨がまっすぐになり、首が痛くなったり、肩こりや頭痛などの症状が出ることもあります。それでは、私たちはどうしてストレートネックになってしまうのでしょうか?原因として、スマホやパソコンの長時間の操作があげられます。この姿勢を長く続けると頭の重みで首の周辺には相当な負担がかかり「肩こり」「首こり」を感じ、負担がかかった状態が長く続くと頚椎がまっすぐになり、ストレートネックになってしまいます。

改善方法

長時間のスマホやパソコンの使用を控えましょう。どうしても仕事などで使う場合は、パソコンの画面を目線の高さに上げるなど、職場の環境を整えてみて下さい。また、一日の終わりにホットタオルなどで目の緊張を緩めることも、眼精疲労の回復に効果があります。

4.追突事故などムチウチにあったことがある人

鞭打ちは、自動車事故やスポーツなどのアクシデントで、強い衝撃が首にかかることによって生じます。 頸部捻挫や頚部挫傷と病名がつき、すぐに症状が出てくる場合と、遅れて症状が出てきたり、後遺症が残り長期間辛い思いをする場合もあります。また、鞭打ちなどの経験のある人は、腰に特徴的な緊張があります。首だけではなくぶつかった時の衝撃が腰にも波及しているのです。この腰の緊張を取らない限り、「肩こり」「首こり」は改善し難いのです。

改善方法

鍼灸整体の門をぜひ叩いて欲しいです。外からの衝撃で入ってしまった身体の緊張は、セルフケアではなかなか取れません。

5.長時間常に同じ姿勢で作業をしている(手仕事の方に多くみられる)

医師、歯科医師、介護士、配達員、職人、カメラマン、エンジニア、料理人、美容師、アイリスト、ネイリストなど長時間同じ姿勢で作業していると、ある一定の筋肉の緊張が強くなり、身体は決まった癖を持つようになります。身体の左右のバランスが崩れたり、姿勢が猫背になったりすることで、首や肩に負担がかかるのです。

改善方法

作業の合間で、ストレッチや肩甲骨を動かすことをやってみて下さい。また臍下の「丹田(たんでん)」に意識をもっていき、重心を下げることで、首肩周りの緊張が緩みます。

おわりに

現代人の生活習慣は、首肩に負担がかかることが正直多いのが現状です。原因がわかれば、セルフケアで改善できることもあります。それでも辛い方は、鍼灸整体という方法もあります。慢性的に「肩こり」「首こり」でお困りの方は、一度ご相談ください。

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