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胃腸の不調

胃腸のトラブルを東洋医学的にみる

今回は、繰り返される胃腸のトラブルについてです。
近年、体質的に胃腸の働きが弱い人だけでなく、ストレスや食生活の乱れによって、胃腸の不調を訴える人が増えています。
胃腸の働きには自律神経が大きく関係しているため、疲労や寝不足、不安、悩みなどのストレスに大きく影響を受けます。

胃腸のトラブルとはどのようなことを指すのでしょうか?

下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、胃もたれ、膨満感、つっかえる感じ、みぞおち部分の痛みなど、胃腸に炎症が発生して起こる症状は、「胃腸炎」と言われます。
現代医学的には胃腸炎は、感染性胃腸炎とされています。
細菌性やウィルスによる感染症と捉えられてるんです。
神経性胃炎、ストレス性胃炎、慢性胃炎など胃腸のトラブルを抱えている人は少なくありません。

なぜ胃腸に炎症が発生するのか?

東洋医学的には、これらの胃腸のトラブルはどのように考えられているでしょうか。 そして、鍼灸治療ではどのように「胃腸炎」などの胃腸のトラブルに効果を出し、胃腸の改善に導くのでしょうか。
東洋医学では、自律神経に関わる「肝(かん)」が乱れると、胃腸に関わる「脾(ひ)」に悪影響が出るといわれています。
大きくは、「脾病」として捉えたり、「肝病」が関係することもあります。
病証としては以下が挙げられます。

【脾気虚損】
食欲不振・小食・味がない・腹脹・便秘・泥状便・息切れ・元気がない。 飲食によるダメージ、先天的に胃腸が弱く虚弱体質である。慢性疾患。労倦過度。 脾の陽気が不足し運化が低下すると消化能力・津液輸送の障害が起り、筋肉の緊張減衰や栄養障害が現れる。

【脾陽虚】
脾気虚損の症状の他、不消化下痢・よだれ腹冷痛・寒がり・四肢冷。
脾気虚損が進行して発生、胃腸および全身の冷えが現れたものをいいます。腎陽不足、命門火衰でも発生。

【傷食】
暴飲暴食による悪心・腹部膨満・疼痛・腐敗臭のある曖気・下痢。
飲食の不節制による消化不良で消化管内に食物が停滞する。 軽度のものを「傷食」といい、やや重いものを「腸胃積滞」という。 脾胃が本来虚弱なため普通に飲食しても急性慢性消化不良・急性慢性胃炎・胃拡張などで見られる。

【脾陰虚損】
胃や脾の機能低下が、主に唾液や胃液の分泌低下となって現れたものです。
上腹部の不快感・口の渇き・嘔吐・便秘・便が硬い。
お腹は減るが食べたくない。栄養が十分に吸収できなくなる。

【肝気犯胃】
ストレスがかかると、胃腸の不調が出る。
胸脇部脹満・疼痛・胃脹満・疼痛・瞹気(ゲップ)・胸やけ・抑鬱・イライラ・怒りっぽい。

【肝気犯脾】
ストレスがかかると、胃腸の不調が出る。
胸脇部脹満・疼痛・溜息(ためいき)抑鬱・イライラして怒りやすい・食欲減退・腹部脹満・下痢。
(※中医学では、慢性疲労に陥り自力では回復できないものを「虚損」と呼び、多種の慢性的な衰弱によって現れる症候の総称としています。)

鍼ともぐさ

胃腸トラブルでの鍼灸治療

胃腸そのものが弱いのか、飲食が乱れていて胃腸が疲れているのか。
もしくはストレスが原因で胃腸が動かないのかということを鑑別しながら鍼灸施術していきます。
身体は一人一人違うので、上記を考えながらも、体をじっくり観察しながら鍼灸施術します。自宅でのセルフお灸などの指導、根本的な身体へのアプローチをします。

おすすめの胃腸トラブルの改善策

  1. バランスの良い食事(冷たいもの、辛いもの、刺激物を避ける)
  2. 腹八分目で食べ過ぎない
  3. しっかりと睡眠時間をとる(23時までには眠る)
  4. お風呂に浸かる
  5. 意識的に深呼吸をする

ストレスから来る胃腸のトラブルの場合、ストレスの原因を取り除きたいところですが、難しいことの方が多いですよね。
ですので、まず自律神経を整えることを意識して、ゆったり過ごすことが大切です。
長期間、胃腸のトラブルを抱えて悩んでいる方は是非、渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院にご相談下さい。

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繰り返される胃腸のトラブルのまとめ

胃腸のトラブルは、日々の食事だけではなく精神的なところも大きく関わります。
出来ることからコツコツと、改善できるといいですね。
胃腸が元気になると、食事も美味しく感じられ、身体も健康になります。
胃腸の不調を改善し、憂鬱な日々から脱却しましょう。

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