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更年期障害

人は年齢とともに4つのライフステージ(思春期・性成熟期・更年期・ 老年期)を経験します。これは、男性も女性も同じです。
個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を「更年期」といいます。
女性はとくに年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれる人もいます。
更年期障害といえば女性の悩みと思いがちですが、いまや「男性更年期障害」も広く認知されつつあります。
女性の更年期は閉経期を挟んだ数年間であるのが一般的なのに対し、男性更年期障害は概ね30歳以降、60代、70代でも発症の可能性があります。
しかも女性より長期間つらい思いをすることもあるのです。

東洋医学的にみると、男性は8の倍数、女性は7の倍数で体質が変化すると言われています。
しかし近年では、ストレスや食生活の欧米化、夜型の生活、運動不足などの理由から、もっと早い年齢から老化が始まってきているとも言われています。

更年期障害の症状

精神症状

発汗、動悸、痺れ、立ちくらみ、耳鳴り、めまい、偏頭痛、朝がつらい、不眠、睡眠障害、ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗)、躁うつ感、無気力、性欲の減退、疲労感、集中力・記憶力の低下、食欲不振、 不安感、イライラ、怒りっぽい。

身体症状

筋力低下・筋肉痛、疲労、ほてり・発汗、頭痛・めまい・耳鳴り、性機能低下、頻尿、EDいわゆる「朝立ち」の消失、月経異常など。

その他の症状

腹痛、下痢、便秘、手足や顔のむくみなど。

更年期障害の改善方法

①自律神経のバランスを整える

鍼灸治療は自律神経を整えるのに長けています。
更年期障害でホルモンバランスが乱れます。その乱れを補おうと自律神経が無理な働きをします。
鍼灸治療では、交感神経(活動時)と副交感神経(休息時)のスイッチのオンとオフを正常に働くように調整します。
自律神経のバランスを取ることで、体温・血圧・感情などの身体機能の調整を行います。

②姿勢の調整

整体により身体の歪みを整えることで、気血の流れが良くなり、男性ホルモンの向上も期待できます。
現代人に多い「猫背」の姿勢は、下腹部の血流を悪くさせます。
長時間、椅子に座り同じ姿勢でいることで、骨盤周りの血流が滞ります。
また、猫背の姿勢は下腹部の筋力低下、それにより「腎虚」になり精力減退に繋がります。
時間を決めて休憩をし立ち歩いたり、パソコンの高さを調節し猫背にならないようにすることが大切です。帝王切開をされた方も下腹部に力が入りにくいため、猫背、身体のバランスが乱れやすくなるため更年期障害が起きやすくなります。

③生活習慣

食事: タンパク質を多く含む食事がお勧めです。
タンパク質はテストステロンのレベルを上げ、筋量増強効果も期待できるので、男性ホルモン強化という面ではまさに理想的です。
アボカド、ウコン、人参、山芋、ニラ、にんにく、玉ねぎ、卵、牛肉、豚肉、鶏肉、魚、大豆など。
これらの食材を、バランスよく食べることが大切です。
また、食事の時間も大切で、お夕飯はできれば20時までには済ませることを推奨します。

運動: マラソンやウォーキングなどの下半身を動かす運動がお勧めです。
また、外の景色を眺め、頭の緊張を緩めることも大切です。自律神経を整えるのに効果的です。

睡眠: 22時から26時は、成長ホルモンのゴールデンタイムと言われています。
1日の中で一番、成長ホルモンが出る時間帯です。ぜひ、この時間に睡眠して欲しいです。
なかなか寝付けない方や、眠りが浅い方は、目をホットタオルなどで温めて(夏は冷やしてもいい)眼精疲労をとってみて下さい。睡眠の質が上がると思います。

おわりに

日本では高齢化社会の到来に伴い、21世紀に入ってから更年期障害は、診療対象となりました。
人生100年時代を生き生きと元気に楽しく過ごすためにも、早めの治療が大切です。ホルモンバランスの乱れは、鍼灸整体治療や生活習慣の見直しで改善に導くことができます。まずはお試しください。

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