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動悸とは

動悸【どうき】とは、心臓の規則的な動き(鼓動、拍動といいます)の乱れや、その強さ・速さを不快に感じることをいいます。心拍数が上がる。ドキドキ、ドクドク、バクバクなど脈が打つような鼓動が聞こえる、鼓動が激しくなる、ざわざわと胸騒ぎがする生理現象です。

動悸の自覚症状には、脈が飛ぶ、脈拍数の増加、心臓の拍動の自覚、脈の乱れなどがあります。

動悸は、日常診療のなかで最も多くみられる症状の1つで、さまざまな原因で起こります。とくに大事な病気を見逃さないためにも調べる必要があります。だが、そのほとんどは原因不明の場合が多く病院でも初期の場合は異常なしとされるケースが大半です。胸の動悸が当たり前になっている方もいます。

動悸の原因には、不整脈、不整脈以外の心臓の病気、貧血やホルモンの放出にかかわる内分泌疾患、肺や気管・気管支など呼吸器の病気、薬物の副作用、心療内科や精神神経科領域の病気などが挙げられます。

動悸の原因

  1. 不整脈【ふせいみゃく】:心臓の規則的な動きの乱れ。心配のない不整脈、脈が遅くなる不整脈、脈が速くなる不整脈があります。
  2. 不整脈以外の心臓の病気
  3. 貧血やホルモンの放出にかかわる内分泌疾患:とくに甲状腺機能亢進症
  4. 肺や気管、気管支など呼吸器の病気
  5. 薬物の副作用
  6. 心療内科や精神神経科領域の病気:パニック障害、不安神経症など

ふくもと治療院における動悸の症例

ある日突然、「心臓が痛い」「動悸がする」「浮腫み」
その患者さんはまず、病院に行き一通り検査しました。病院での検査結果は、異常なしと言われたそうです。
しかし、痛みは変わらずあるのです。そこで東京の鍼灸院を探して、ふくもと治療院に来院されました。
初診のお話の中で家族歴を聞くと、「循環器系、いわゆる、心臓系の病気で亡くなった親族が両家にいる」ということが分かりました。
さらに、胸部の痛みの出ていた時間帯を聞くと、『昼の12時と夜の19時に痛みがあった』ようです。
問診で、痛みの出ている時間帯も含め「心」の動きが影響しているなと推測する。
ふくもと治療院には、子午流注時計があります。それで再確認。

子午流注時計

子午流注とは?

人は自然界のひとつであり、自然のリズムに従って生活しています。
子午流注は中国伝統医学特有の理論で中国最古の医学書《黄帝内経》に記載されています。
「子午」は「時刻」の意味で一日24時間を12等分し十二地支に対応させていて、「流注」は人体の十二臓腑(十二経脈)の気血運行の流れを意味し、子午流注は一日24時間の臓腑気血の運行リズムを現したものです。
患者さんは、『昼の12時と夜の19時に痛みがあった』この時間帯に痛みが出ていたとおっしゃっていました。
「心」に関係するツボの反応をチェックするとやはり反応が出ていたので、身体を見て全身を整え「心」の経絡を通す鍼灸整体施術をしました。
治療後は胸部痛・背部痛も軽くなっていたようです。

その他にも症例として、腕の可動域を確認するだけでも不整脈、動悸がある方かどうか分かります。突如現れた不整脈、動悸は首肩のこりを鍼灸整体で施術することにより数回で数年間あった違和感も取れることもあります。

まとめ

痛みが出ている場合、その時間帯にも鍼灸治療のヒントが隠れていることがあります。
痛みや不調があり、病院で検査をしても異常はなし。しかし、症状が続く場合は鍼灸治療を試してみる価値はあります。
痛みがあったり、不調が良くならない場合は私たち東洋医学の鍼灸治療がチカラが発揮されます。

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