春の「眠い。寝ても寝ても眠い。」人の原因とは?
外の空気も、だいぶ春めいて参りました。
あっという間に桜の花も咲きそうですね。
突然ですが、渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院に初めて来院される方の鍼灸初めての人の割合は70%くらいです。
15年前の私が鍼灸の資格をとった頃に比べると、増えたと思います。
しかし、まだまだ鍼灸治療を受けたことない方が多いので、少しでも鍼灸の良さを体感して頂けたら幸いです。
春の体調不良の原因
今日の本題に入ります。
春ってなんだか、眠い。
寝ても寝ても眠い。
なんとなくやる気が出ない。という方多いのではないでしょうか?
東洋医学の五行論
東洋医学には、自然界に存在するすべてのものは「木、火、土、金、水」5つの内でどれかの要素に属しているという、五行論という考え方があります。
この5つが、互いに関わり合いながらバランスをとっていると考えます。
五行の「木、火、土、金、水」に、生体機能の臓器を割り振ったものを、五臓と言います。
五臓は「肝、心、脾、肺、腎」と分かれます。
春の性質
春はその中でも「肝」に属していて、
全身に気・血・津液を巡らせる働きがあります。
そして大地の養分を吸い上げて、上へ上へと伸び広がっていく役割があります。
自然界でもこの時期は、新芽が出てきたり、新緑の葉たちがぐんぐん成長してきますよね。
「肝」の上向き外向きに伸び広がるという性質は、身体や感情にも繋がっています。
ですので、春は、
頭痛、めまい、肩こり、首こり、耳鳴り、充血、眼精疲労、目の奥の痛みなどが出やすい季節です。
また、イライラ、怒りっぽい、灸にカッとなる、抑うつと言った情緒の乱れが生じやすいのです。
生活時間が夜型だったり、パソコンやスマホをよく使い眼精疲労、運動不足など現代人に多い生活は、上記の症状に拍車をかけてしまうのです。
「肝気」と「腎気」と、寝ても寝ても眠い原因
では、春ってなんだか、眠い。
寝ても寝ても眠い。
なんとなくやる気が出ない。
これの原因は一体なんでしょうか?
春で「肝気」が高ぶりすぎるのを抑える役目の「腎気」が担っていて、腎虚が起きたのです!
うーーん?どういうこと?肝気?腎虚?
車で例えます。
エンジン(肝気)と冷却水(腎気)と思って下さい。
エンジンが熱くなると冷却水がエンジンを冷やしますよね。
その冷却水も、エンジンが熱くなりすぎると徐々に減っていってしまいます。
だから、春で「肝気」がいつも以上に盛んになり、「腎虚」の症状の眠くて、なんとなくやる気が出ないという症状が出てしまったと言うことです。
腎虚の症状とは?
眠い、産後うつ、イライラ、頻尿、精力減退、耳鳴り、めまい、難聴、脱毛、白髪進行、歯のぐらつき、足腰衰弱、肩こり、背筋痛・腰痛・関節痛、脱力感、不眠、不安感、無気力、喉の渇き、免疫力低下、よく風邪を引く、寝汗、手の平足の裏のほてり、生理不順、不妊、流産、早産、若白髪、花粉症などがあります。
春の体調不良、「腎虚」の改善策
①バランスの良い食事
なんでもほどほどに、バランスの良い食事をお勧めします。
とくに、黒いもの(ひじき、わかめ、焼き海苔、きくらげ、黒米、黒ごま、黒豆、山芋、ナマコ、なめこ、オクラ、かぼちゃ、ほうれん草など)は「腎」機能を高めます。
②適度な運動
ウォーキングやヨガなどの有酸素運動は、下半身の血流を高めます。
また、半身浴などで下半身を温めてあげるのもいいでしょう。
無理はせずに、コツコツ続けられるものを選ぶことが秘訣です。
③就寝時間を、なるべく22時には寝るようにする
22時から26時は、ホルモンのゴールデンタイムと言われています。
この時間に睡眠を取ることで、「腎気」を補うことに繋がります。
寝つきが悪い方は、目をホットタオルなどで温めて、目の緊張を緩めてみて下さい。
目の緊張は頭の緊張と連動しています。
きっと深い眠りが取れると思います。
春の体調不良のまとめ
なんとなく眠くて、やる気が出ない。
春の暖かい気候のせいか?と思っていた症状は、「腎虚」が原因でした。
「腎虚」を改善することは、
肩こり、首こり、腰痛、膝痛、生理不順、不妊、花粉症、更年期などの改善にも繋がります。
新しい環境、新しい人との出会いも多い季節です。
今年の春は、心も身体も晴れやかに、過ごしましょう!
お悩みの症状がありましたら、
渋谷にある鍼灸生体、ふくもと治療院にご相談ください。
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