お灸とは?ツボの触れ方、探し方。患者さんからの質問に答えます!
お灸女子が当院では急増中です。
お灸は日頃忙しいあなたに、静寂な癒やしの時間を与えてくれます。
体と向き合い、ゆったりとした時間がお灸をしている間、流れます。
セルフケアとして通院しながら継続して頂くとより体の変化も早くなり、鍼灸整体効果も継続するので一石二鳥です。
今回は、そんなお灸について書いていきたいと思います。
お灸とは?
お灸は、一般的にモグサ(艾)を皮膚の上(経絡上のツボ)に置いて燃やし、その温熱刺激によって体調を整える治療技術です。
お灸の起源は古く、中国伝統医学の言い伝えでは、今から二千年以上前に古代中国の北部地方で発祥したとされています。
日本には、6世紀頃に仏教の伝来とともに伝わったようです。
民間療法として広く浸透し、江戸時代には弘法の灸と言われるくらい各地でお灸がブームになりました。
皆さんもご存知の松尾芭蕉の「奥の細道」の序文にも、
「月日は百代の過客にして・・・三里に“灸”すゆるより、松島の・・・」と詠まれており、当時の様子をうかがい知ることができます。
ちなみに三里とは、膝の下にある「足三里」というツボを指し、足の疲れやむくみ、胃腸を整える万能のツボで、当時は「足三里」にお灸をして旅をすることが一般的だったようです。
艾(もぐさ)とは?
ヨモギの葉の裏側の絨毛を精製して作られます。
雑物が少なく純度の高い艾は作るのに手間と時間が掛かります。
雑物が少ないほど、良質もぐさとされています。
ヨモギの葉は生薬としても用いられ、漢方的には、温裏、止血、止痛の効能があるとされます。
食欲不振や冷えによる腹痛、出血、流産の予防などに用いられることもあります。
ツボとは?
ツボは、正式には経穴(けいけつ)といいます。
現在では、WHO(世界保健機関)でも、361個のツボがその治療効果を認められています。
経穴は「気と血」のエネルギーの通り道であるといわれる経絡上にあって、気血が出入りし、経絡が合流したり分枝したりする経絡状の重要なところです。
ツボの取り方
渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院では、お灸が適応する人にはお灸のやり方を教えています。
目をつぶってもらって五感を研ぎすませてツボをご自身でも触ってもらい、体感してもらいます。
「えっ。なでてるだけ?」とみなさんおっしゃいます。
ポイントは〝目を閉じ、ツボを感じる〟「ここだけ何か凹みますね。」と感想を言われます。
反応を捉えることが、非常に大切なんです。
反応のないツボにいくらお灸しても、効果が出にくいのです。
お灸をするツボは、冷えていたり、虚していたり、湿っていたり、発汗していたりと様々な反応があります。
そしてお灸をした後と、する前を触ってもらい感じてもらうと、「あれっ?さっきよりふっくらした感じがする。盛り上がった気がする。」などの感想が上がります。
毎日続けて行くと、ツボの場所がわかってくるようになります。
鍼灸師はこの微細な変化を感じ、治療に繋げていくのです。
お灸について患者さんからの質問に答えます
質問:「セルフケアでお灸をしていても、なかなか熱くならないのですが大丈夫でしょうか?効果はありますか?」
自宅でセルフケアに取り組んでいても効いているのか不安になりますよね。
答え:「あります。しかし、お灸すべきツボにお灸しているのが前提条件です!反応がないところにお灸しても効果が出にくいのです。」
熱さを感じなくてもツボを触るとはっきりと変化しているのが分かります。冷えていて、凹んでいたツボがお灸後には改善しているはずです。
お灸の本来の目的は血行不良のツボにお灸をすえることで、血行を改善することです。
さらにはツボの効能を発揮することです。
お灸はそもそも、熱さを感じにくいところにしています。継続してやっていると徐々に熱さを感じてきます。
まとめ
少しずつ身近になって来たお灸。
インターネットでも検索するとお灸のツボは出てくるものの、どのツボにお灸をすえたら良いのか判断が難しいです。
そこは、私たち鍼灸の専門家である鍼灸師の出番です。
ふくもと治療院でも、セルフケアの一環でお灸が必要だと思う方にはやり方、そしてツボに印をつけたりします。
冷え性や不妊症でお灸に取り組んでいる方もご相談下さい。
そして、お灸の効果を少しでも体感して頂けたら幸いです。
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