夏の頭痛の原因と改善策!
あっという間に7月も後半になりました。
今年は梅雨が長いので、まだ過ごしやすいような気がします。
渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院に来た方で最近多い症状で、「項から後頭部の痛み」を訴える患者さんが数名いらっしゃいました。
夏になると頭痛がする。。。そんなふうに感じている方いませんか?
夏の気候や生活習慣が、実は頭痛を引き起こしている原因かもしれません。
今回は、項や後頭部の痛みの原因と改善方法を書きたいと思います。
慢性頭痛の種類
①『偏頭痛』
片頭痛は、片側あるいは両方のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛み、体を動かすと頭痛がひどくなることが特徴です。
いったん治まると痛みはウソのように消えてしまい、ふだんは何の症状もありません。
そのため、頭痛のときだけ市販の鎮痛薬を飲んで、我慢してしまう人も少なくありません。
②『緊張型頭痛』
緊張型頭痛は、頭の周りを何かで締めつけられるような鈍い痛みが30分以上続きます。よく「ヘルメットをかぶったような」と表現されます。
肩こりや首こり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。
緊張型頭痛は、身体的ストレス(長時間のデスクワークやスマホ)と精神的ストレス(不安や心配事)がいくつも重なることによって起こると考えられています。
③『群発頭痛』
数か月から数年に一度、数週間から数か月の間ほぼ毎日、1日の中でも決まった時間帯に激しい頭痛発作が連日起こります。
頭痛の起こっている期間のことを「群発期」と呼んでいます。群発期以外は、頭痛はすっかり治まってしまいます。
群発頭痛は、しばしば「目がえぐられるような」「きりで刺されるような」と表現されるように、耐えられないほどの痛みだといわれています。
夏の頭痛の原因と改善策
①湿気による頭痛
原因:
近年の日本は高温多湿により、外気と同じように身体も湿気でジメジメしています。
東洋医学では、この状態を「湿邪(しつじゃ)」といいます。
湿気は重いので、足元に余分な水分が溜まります。
そうすると、気血のめぐりが滞り、頭痛、倦怠感、胃腸が重い、消化不良、残尿感、下半身のむくみなどの症状が現れます。
改善策:
夏場はシャワーだけで済ませている方も多いのではないでしょうか?
しかし、シャワーは乾燥した気候の大陸で根付いた文化です。
海に囲まれた湿度の高い日本では、やはり昔からの「湯船に浸かる」ことがとても大切です。
また、適度な運動で発汗させることも大切です。
運動することにより、全身の気血がめぐり、余分な水分を汗で排出させてくれます。
②冷房による冷えすぎからの頭痛(クーラー病)
原因:
身体が冷えると筋肉が緊張し、血流が悪くなり、肩こりや首こりが助長されてしまいます。
また長期間の筋肉の緊張により、自律神経の乱れも出てくる可能性があります。
東洋医学では、 項に【風門(ふうもん)】と呼ばれるツボがあります。
【風門(ふうもん)】・・・首の後ろにある尖った骨の中央、髪の生え際にある。
このツボに風が当たり、冷えてしまうと、風邪の初期症状のような、頭痛や倦怠感などの症状が現れます。
この状態を「風邪(ふうじゃ)」といいます。
首の後ろは、エアコンの風が当たらないように、とくに気をつける必要があります。
もし上記の症状が出てしまった場合は、葛根湯で応急処置しておくことが大切です!
改善策:
エアコンの風に直接当たると、体温が急速に奪われます。風向きをコントロールし、吹き出す冷気に当たらないようにしましょう。
オフィスなど、エアコンの温度や風向きを勝手に設定できない場所もあります。
そうした場所では、自分なりの自衛策が必要です。
首の周りはスカーフを巻いたり、腹巻きでお腹周りを温めるのも良いでしょう。
婦人科疾患をお持ちの方や、妊活中の方は、足首を冷やさないことも大切です!
夏の頭痛のまとめ
日本の夏は、気候や生活環境により頭痛が出やすいことがわかりましたよね。
日常生活の中で、頭痛を誘発する要因をできるだけ取り除くことを心がけましょう!
それでも症状が改善されない方は、「湿邪(しつじゃ)」や「風邪(ふうじゃ)」が身体の表面ではなく、深いとこまで入ってしまった可能性があります。
一度、渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院にご相談ください。
今年は、頭痛知らずの夏を満喫しましょう!
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