喉が詰まる感じ、喉の不快感はストレスが関係していた!?東洋医学的な見解。
風邪をひいているわけでもないのに、以下のような症状はありませんか?
・喉の閉塞感
・喉の異物感、不快感
・喉が詰まる感じ
テレビでも、「えへん虫に効く!」と、のど飴のコマーシャルが流れていますよね。
これらの症状を訴える方、多いです。しかし病院で検査してみても、異常が見つからない。
周囲からは理解されにくい喉の不調は、発声や呼吸、食事など日常生活に影響を及ぼすため、本人にとっては辛い症状だと思います。
「えへん虫」の正体は?
現代医学ではヒステリー球、神経性咽頭異常感症とも言われています。
東洋医学ではこれを梅核気(ばいかくき)といいます。
現代人特有の病気のように聞こえますが、数千年前の『金匱要略』という医学書にも記してあります。
梅核気(ばいかくき)の東洋医学的な原因
①肝鬱気滞(かんうつきたい)
概要:精神的ストレスによる症状を指しています。ストレスにより「気」が滞ることにより、多くの病気の原因や憎悪因子となります。
主な症状:喉の閉塞感、肩こり、頭痛、首こり、イライラ感、精神的抑うつ、怒りっぽい、ため息が多い、乳房の張り感など
②痰濁阻滞(たんだくそたい)
概要:暴飲暴食や湿気によって、うまく消化・吸収・排泄できず、「よどんで濁ったもの」が体の中にたまってしまう。
主な症状:咳、痰が多い、水を飲んでも吐く、食欲不振、手足や陰部の湿り、浮腫、頭重感、めまいなど。
③熱邪壅肺(ねつじゃようはい)
概要:熱と痰が咽頭でつまることにより、喉のつまり感がでる。
主な症状:咽頭痛、咳、黄色くネバネバした痰、口が乾いて冷たいものを欲する、胸痛、胸がざわざわして不安になる、便秘、小便赤い。
喉の不快感の改善方法
①喉の違和感には、「気の巡り」を良くする深呼吸がおすすめです
強いストレスを感じたときは、自然と呼吸が浅くなって喉の違和感がひどくなる傾向にあります。
目を閉じ、深い呼吸を5回から10回繰り返しとってみてください。
②運動によるストレス発散
ウォーキングやランニングなど、下半身を使う運動がおすすめです。
下半身を動かすと、「気血」の巡りが良くなります。
③眼精疲労の軽減
パソコンやスマホの長時間の使用は、眼精疲労だけでなく、首や肩の筋肉を緊張させます。
仕事以外では、なるべく使用を控えましょう。
寝る前に、目の周りを冷やすか温めるの気持ち良い方をすることもお勧めです。
④睡眠時間の確保
十分な睡眠と休息をとると、自律神経も整い「気血」の流れも良くなります。
出来れば、22時から26時のホルモンのゴールデンタイムに睡眠時間を確保して欲しいです。
『梅核気』喉のつまり感が主訴の患者さんの、ふくもと治療院での鍼灸症例
30代女性
1年前から喉に詰まるような違和感を感じ、病院で検査しても原因がわからず、友人のご紹介で来院しました。
元々、慢性的な肩こり頭痛あり。時々マッサージを受けていた。
問診でお話を伺うと、1年前に転職し、慣れない環境のストレスからお酒を飲む機会が増えたみたいです。
首肩周りの緊張と、ストレスによる「気滞」が喉の不快感を生み出していると見立てました。
治療方針:肝鬱気滞を念頭に置きながら、鍼灸整体術実施しました。
ホームケアの指導:暴飲暴食を控えてもらう。寝る前にホットアイマスクで眼精疲労を取ってもらう。
3診目の治療後、喉の不快感は全くなくなり、夜も熟睡出来るようになり大変驚かれていました。
5診目の治療後、肩こりからの痛みも半減したようです。
「えへん虫」の正体、『梅核気』のまとめ
目には見えない喉の不快な症状は、思っている以上に生活に支障をきたします。
なかなか治らない、『梅核気』でお悩みの方は、一度、
渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院にご相談ください!
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