円形脱毛症の原因は?鍼灸整体治療の解説
はじめて円形脱毛症になると、突如自分の頭髪が抜けだして、多くの方が驚いたり戸惑ったりします。
いつかは治るかな?と思い、そのまま様子をみる方も多いと思います。
しかし、あまり長い間そのままにしておくと治すのにも時間がかかってしまう可能性が高いです。
今回は、東洋医学的にみた円形脱毛症の原因と治療方針について書いていきます。
円形脱毛症とは
頭髪の一部、もしくは複数箇所で類円形に脱毛する疾患である。
一般的には10円玉程度の脱毛というイメージがあるが、頭部全体に広がるものや、まゆ毛やまつ毛、体毛などに及ぶ重度のものまであります。
ストレスが発症のきっかけになることがあるが、アトピー性皮膚炎などのアレルギーや膠原病、甲状腺疾患などに合併する例もあります。
また、円形脱毛症の特徴一度治っても、繰り返すことも多々あります。
東洋医学的見地からみる円形脱毛症
伝統医学的には、脱毛症は『脱髪(だっぱつ)』と言われ、東洋医学の歴史的経典の黄帝内経では『髪堕(はつだ)』と言われています。
毛髪は「血」との関わりが深いと考えらており、毛髪に艶があるのは「血」の働きが旺盛な証拠です。
ですので、髪は「血余」であると言われています。
歳を重ねることで、白髪が混り、枯れて脱落しやすくなるのは、「血」が衰微するためなのです。
脱毛症における主な4つの原因
①血熱症
精神的なストレスで、体内に熱が発生してしまい、脱毛する。
分かりやすく例えるなら体で発生した、熱により、毛根が焼けてしまうイメージ。
このタイプの脱毛の特徴は、ある日突然、円形もしくは、楕円形の脱毛が生じて、頭皮が萎縮してしまい、自覚症状はほとんどない。
②肝腎陰虚症
毛髪が栄養されず脱毛する。
「気・血」の不足が原因となって起こる。
このタイプの特徴は成人に多く発生。毛髪が細くて柔かく油状の光沢があり、脱毛の部分が頭部もしくは両側の額の角に多く、頭皮に油脂が多く、かゆみを伴う傾向にある。
ゆっくり慢性的に進行し、脱毛部位が徐々に拡大する。
耳鳴、頭のふらつき、腰、下肢がだるくて無力など、肝腎陰虚の症状を伴うことが多い。
③気血両虚症
慢性病や産後の脱毛。
このタイプの特徴は、慢性病や産後の脱毛で、毛髪を栄潤できなくなる。
慢性病や産後に年齢に関係なく発症し、毛が乾燥してつやが無い状態。
全体が脱毛してまばらになってくる。特に摩擦部の後頭などが顕著で、徐々に進行。
かゆみなどの自覚症状がなく、動悸、息切れ、顔色につやがないなど気血両虚の症状を伴う。
④気滞血瘀症
「瘀血(おけつ)」が停滞して、新らしい血が生じず、髪が栄養されないために脱毛。
この場合「瘀血」の症状が出てくる。
よって、顔色が暗く、唇が紫色、舌の裏の舌下静脈が怒張や、喉が乾くが水を含むだけで飲みたくないなどの症状がある。
円形脱毛のまとめ
東洋医学では原因がこのようにはっきりと分かっており、鑑別がつくために積極的な施術が可能となります。
女性の場合は特に気になる疾患ですし、非常に辛いことと思います。
症状のタイプによっては根気が必要になる疾患ではありますが、決して諦めずに治療を受けていただきたいと思います。
渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院では、頭部だけではなく、体全体の調整をしていき、「腎気」「血」を補うその人に合ったツボを用いて、鍼灸整体治療で施術していきます。
現在起きている円形脱毛症の改善はもちろんですが、根本から改善し、再発をしないようなカラダに変えていくことも鍼灸治療の目的のひとつです。
お困りの方は是非一度ご相談下さい。
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