意外と知らない、イライラと肝臓(ガンマGTP)について
年に一回は、健康診断や人間ドックを受けているという方、いらっしゃると思います。
その中で、意外と多くの方が引っかかっている「ガンマGTP」
今回は、その「ガンマGTP」について東洋医学的に考えていきます。
「ガンマGTP」とは
人間ドックで肝臓の状態を把握する際に検査される血液中の物質です。
これらは肝臓が障害され肝細胞が壊れると、血液中に大量に漏れ出すため、肝機能検査に利用されています。
『肝臓は沈黙の臓器』と呼ばれ、なかなか症状が表に出ない、自覚症状が出にくい、肝臓に異常が発見されたら命取りになることが多いのです。
そのため、人間ドックなどで定期的に血液検査による肝機能検査を行うことは重要だと言われています。
肝機能検査で「ガンマGTP」の数値が高いと言われた時の原因
お酒をあまり飲まないのに健康診断でガンマGTPの数値を指摘されたことありませんか。
普段お酒を飲まないのに、なんで??と思う方もいらっしゃると思います。
ガンマGTPはお酒に限らず、肝臓は薬剤の代謝にも関わります。薬やサプリメントや漢方でも、人によって肝機能障害を起こしガンマGTPが上昇するのです。
また、東洋医学的に考えると、肝臓は怒りやイライラなどストレスにも反応するのです。
何故、怒りやストレスにより、ガンマGTPの数値が高くなるのかと言うと、
怒りやイライラした時に、体に熱を感じたことはありませんか?
怒りやイライラは『内熱』といって体に熱を発生させます。その余分な熱を冷やそうと頑張ってくれるのが肝臓です。
「ガンマGTP」の数値が高いと言われた時のチェックポイント
・アルコールは飲みすぎていないか
・肥満ではないか
・薬やサプリメントや漢方は飲みすぎていないか
・ストレスから長期間イライラしていないか
これらの4項目が要因となり、「ガンマGTP」の数値が上昇している可能性は高いと思われます。
「ガンマGTP」の数値を上げないための方法
①適度な運動
体重が増えすぎると、脂肪肝になってしまったりとガンマGTPの数値を上げる要因に繋がります。
週に一回でもいいので、継続して、マラソンやジョギングなど気持ちいい汗を流しましょう!
②アルコールの過剰摂取はしない
若い頃はたくさんお酒を飲んでも、ガンマGTPの数値が上がらなかったのに、40~50歳を過ぎて酒量は減っているにもかかわらずガンマGTPが上昇してきた、ということがよくあります。
お酒がいっぱいに入ったコップにつぎ足すとすぐにこぼれてしまうように、ある年齢でガンマGTPが上昇し始めたということは、その人が「一生の内に、肝臓を痛めないで飲酒できる総量にまで達しつつある」と言えます。
ほどほどにして、楽しんでお酒を飲めるといいですよね。
③バランスの良い食事
ふくもと治療院の過去のブログにも度々書いていますが、日本人の体には、和食が合います。
戦後、日本人の食生活はガラリと変わりました。しかし人間の体は、この100年で大きな変化はありません。
現代病ともいえる、糖尿病、メタボリック症候群、高血圧、不妊などは、普段の食事を見直すだけでも症状の改善が確実にみられます。
④ストレス発散
自分に合ったストレス発散方法を見つけて下さい。
誰かがいいと言ったからとか、みんながやっているからではなく、自分に合った方法でないと効果はないのです。
一人の方が落ち着く人は、家で読書や映画を観るもよし、ゆっくりお散歩に出るのもいいでしょう。
誰かといた方が気分転換できる人は、友達に会って話を聞いてもらう、楽しいイベントに参加するのもいいでしょう。
まとめ
渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院にも、「人間ドックでガンマGTPの数値で引っかかってしまい、どうにかなりませんか?」と来院される方がいます。
アルコールの過剰摂取が原因なのであれば、そこを改善すればいいのです。
しかし、病院でも原因がわからない場合は、鍼灸整体治療の適用だと思っています。
普段の生活習慣や鍼灸整体治療で身体の緊張をとり、「気血」のバランスを整えてあげることで、数値の改善がみられた方が沢山いらっしゃいます。
お困りの方は、一度ご連絡ください!
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