【腰痛 40代男性】デスクワークが原因の腰痛が改善!スノーボードを楽しめる体へ
これまでの経過
2週間前に椎間板ヘルニアと診断され、整形外科でリハビリを開始した。
左足首が硬く、坐骨神経痛の症状もあり、長時間のデスクワークによって悪化していた。
仕事のストレスが多く、肩こりと腰痛を慢性的に抱えている状態だった。
治療経過
1回目:「股関節の柔軟性低下」や「殿筋のこり」で腰に負担が集中
殿筋群と股関節の緊張が強く、これが「腰痛」や「姿勢の歪み」の原因になっていた。
股関節の可動域を広げる施術を行い、腰への負担を軽減した。
2回目:「左股関節のこり」や「腰痛の慢性化」で可動域制限
左股関節の緊張が続いており、腰部の痛みが15%程度残存していた。
「股関節の硬さ」が「腰の可動域制限」につながり、負担が蓄積しやすい状態だったため、腰椎の動きを改善する施術を追加した。
3回目:「腰痛改善」も「筋力低下」に注意し軽い筋トレ開始
痛みが消失したため、軽めの筋力トレーニングを開始した。
腰痛が改善した後も、「筋力低下」による再発を防ぐために、体幹トレーニングを提案した。
4回目:「右上半身の筋緊張」や「肩のこり」が腰に影響
腰痛はなし。ただし、右大胸筋と右僧帽筋の緊張が強く、肩の柔軟性低下が腰痛再発のリスクとなる状態だったため、肩の可動域改善を重点的に施術した。
5回目:「右肩のこり」や「姿勢の歪み」が蓄積
腰痛はないが、右肩の緊張が強い状態だった。
肩甲骨の可動域を広げることで、背骨の動きを改善し、腰痛リスクを軽減した。
所感
この方の腰痛は、デスクワークの長時間継続・ストレス・血流の滞り・体の冷えが複雑に絡み合っていた。鍼灸医学的に見ると、主に以下の3つの要因が関係していた。
1.「腎虚(じんきょ)」:エネルギー不足と冷えが腰を弱らせる
鍼灸医学では、「腎(じん)」は体のエネルギー源であり、特に腰を支える力に深く関係している。腎のエネルギーが不足すると、慢性的な腰のだるさ、冷え、疲労感が出やすくなる。この方も、エアコンの冷えや疲労の蓄積があり、腎のエネルギーが弱っていた。
2.「気滞血瘀(きたいけつお)」:血流の滞りが痛みを引き起こす
「気滞(きたい)」とは、ストレスや姿勢の悪さで気(エネルギー)の流れが滞ること、「血瘀(けつお)」とは、血流が悪くなり、老廃物が溜まって痛みを引き起こす状態を指す。
この方は、長時間の座り姿勢で腰や股関節周りの血流が悪くなり、痛みや筋肉のこわばりを感じていた。「ピキッ」とするような突発的な痛みは、血の巡りが悪くなり神経が圧迫されることで起こることが多い。
3.「肝気鬱結(かんきうっけつ)」:ストレスが筋肉を硬くし、腰の負担を増やす
「肝(かん)」は、体の気(エネルギー)の流れをスムーズにする役割を持つが、ストレスが溜まるとその流れが滞り、筋肉が緊張しやすくなる。この方も、仕事のストレスや噛み締めの影響で肩や首の緊張が強くなり、その影響が腰にも及んでいた。
治療では、全身の緊張をゆるめつつ、特に緊張の強い股関節や腰周り、膝裏をしっかりとゆるめ、血流を促進することを中心に行った。
– 1回目~2回目:腰と股関節の可動域を改善し、痛みを軽減した。
– 3回目~4回目:腰痛は改善し、筋力トレーニングを開始。肩や上半身の緊張を緩める施術も実施した。
– 5回目:腰痛が解消し、姿勢改善へと移行。肩甲骨や体幹のバランスを整え、スノーボードが楽しめるまで回復した。
腎を補い、血流を良くし、ストレスを解消することで、腰痛だけでなく体全体のバランスが改善した。特に、冷えを防ぐこと、適度な運動を継続することが再発防止のポイントになる。
施術を重ねることで腰の不安がなくなり、ついにスノーボードを思いきり楽しめるまで回復した。以前は「また痛くなるのでは?」と不安があったが、今回はターン時の踏み込みが安定し、疲れにくさを実感した。
「久しぶりに体が自由に動かせて、本当に気持ちよかった!」と笑顔で話していた。滑りの安定感が増し、以前よりスムーズに動けたことで、スノーボードの楽しさを再確認していた。
当院の鍼灸整体は、細かい可動域の検査で体の状態を観察し、緊張している部分を緩めて血流を良くし、改善に導きます。
※効果には個人差があります。
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