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【妊活不妊鍼灸整体30代女性症例】原因不明3年半悩んだ不妊症から卒業!

これまでの経過

自然妊娠を希望している。3年半妊活を取り組んだが授からない。
10年前から首肩こりに悩んでいる。
手足の冷えがあり、顔はほてりやすい。
妊活を始めてから夜中に3回ほど目が覚めるようになった。
便秘になりやすい。

治療経過

1回目

首肩周りから肘にかけての筋緊張がみられた。特に首が後ろに倒れないくらい緊張が強かったため、首肩周りをゆるめるように施術を行う。

2回目

前回の施術で、首を含めた全身の緊張はゆるんでいたが、肘の緊張だけが強く残っていた。
セルフケアとして肘の緊張を取る運動を指導(仰向けの状態で肘を一度90度に立てて、重力に任せてパタンと倒す運動)。

4回目

肘の緊張はほぼみられなくなる。頭も軽く、首もスムーズに動く。
気になる不調も出なくなったため、来院の間隔を空けてみることを提案。

6回目

自然妊娠で陽性判定が出る。

7回目

妊娠は順調だったが、便秘と、右耳が詰まるような症状が出た。
耳のつまり感は腕(肘)や肩周り、脇の下の緊張が原因のことが多い。検査すると右肩の緊張が強くなっていたため、これをゆるめた。
便秘にはプルーンジュースをおすすめした。妊娠中に便秘で悩む人は多い。(過去の症例からプルーンジュースで便通が良くなる人が多かった)

11回目

プルーンジュースを飲むようになり、便秘が解消された。耳のつまり感は続いているため、引き続き全身の緊張をゆるめるように施術を行う。

12回目

病院の検診で逆子だと言われる。至陰という足の小指にあるツボにお灸を行う。これは昔から「安産の灸」として知られ、逆子を戻すのにも効果があると伝えられている。→逆子をお灸で治すツボとは?
なぜ逆子が回るのかは解明されていないが、似たような事例でラットによる研究結果は報告されている。足に刺激を与えることにより、迷走神経を通って腹部の内臓反射が起こり、胃腸の機能が亢進するというものだ。これにより腹部の筋緊張がゆるみ、逆子が回りやすくなるのではないかと推測される。

13回目

病院の検診の結果、逆子が戻っていた。

15回目

里帰り出産のため卒業。2ヶ月後に無事に出産できたと連絡を頂いた。

所感

原因不明の不妊症で悩んでいる方の多くが、同時に首こりを感じていることが多い。首周りの筋肉群が緊張している状態が続くと、寝つきが悪くなったり、夜中に何回も目が覚めてしまう。自律神経が乱れ、全身の血流が悪くなる。今回のように巡りが滞り、手足も冷えている状態を、東洋医学では「血瘀(けつお)またはお血」といい、不妊症の原因の1つと考える。
病院の検査では数値の異常は出ないので、原因不明の不妊症と言われてしまう。

今回、首の緊張がゆるんできたタイミングで肘の緊張が顕著になった。肘の緊張も「肘頭」と書くだけあって首や頭部の緊張に直結していると臨床経験から感じている。

経絡(気の流れ)的にも、手先から肘を通って、肩周りを巡り、首までつながっているものが3つある(大腸経、小腸経、三焦経)。このため、首の緊張が強いと、腕の方にも緊張、または痛みなどの症状が出ることがある。また、妊娠中に出た耳のつまり感もこれらの経絡が関係している。小腸経と三焦経の2つは首からさらに伸びて耳までつながっている。つまり、経絡の走行からみても肘や首肩周りの緊張から耳のつまり感が出たと考えられる。

初期の症状では上部の緊張(特に首周りの緊張)が強く、寝ている途中に目が覚めることが続いていた。巡りも悪くなっていたため、顔が火照りやすく、手足の冷えがあったり、便秘に悩んだりという症状があった。緊張を取り、巡りを良くすることで不調が消え、卵の質が良くなり、妊娠しやすくなったと考えられる。不妊症に悩む方はまずは、身体の不調を根本から改善することが妊娠への近道だと10年1000組以上施術してきて感じる。

※効果には個人差があります。

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Author Profile

福本晋平
福本晋平[東京都渋谷区渋谷駅の鍼灸整体院]ふくもと治療院院長
【鍼灸師】母の病をきっかけに治療家として鍼灸医学自然療法の道を志す。
最高の鍼灸を追求しようと日本各地、中国、韓国に渡る。
5年間の住込み修業を経て、姿勢・歪み治療専門の鍼灸整体院を渋谷桜丘町南平台そばに開院。
全国、海外から訪れる方の鍼灸治療に従事 不妊症、逆子など妊婦さんの鍼灸治療も行う。
「身体の癖・歪みを改善に導くことで自然治癒力を最大限引き出す」

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