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【不妊治療/体外受精】どうしても赤ちゃんが欲しい、そんな想いから生まれた医療 体外受精とは?

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体外受精とは?

体外受精(IVF)は、排卵前の卵子を卵巣から取り出し、体外で精子とかけ合わせ、受精した後に子宮へ戻す技術だ。
通常の自然妊娠が難しい、不妊症で悩んでいる夫婦の選択肢の一つとして広がってきた手段である。2022年に不妊治療の一部が保険適用になったため、体外受精を選ぶ人は多くなった。現在は12人に1人が体外受精によって誕生していると言われている。

体外受精の流れ

まず、卵子を複数個育てるため投薬(排卵誘発剤)を行う。通常1回の排卵時に1つの卵子が卵巣から排出されるが、体外受精の場合は成功率を上げるため1度に複数の卵子を採取する。また、排卵周期が定まらない場合も薬を使うことがある。どの薬を使うか、どのくらいの強さを用いるかは病院によってさまざまだ。次に採卵。育った卵子を排卵前に子宮から取り出す。
取り出した卵子は、培養士がシャーレの上で精子と合わせるのだが、方法が2つある。1つが精液から回収した元気な精子をふりかける方法で、精子が自身の力で卵子に侵入して自然に受精するのを待つ。もう1つは顕微授精といって、マイクロピペットと呼ばれる細いガラス管を使って精子を直接卵子の細胞内に注入する。

受精が行われた受精卵は子宮内と同じ環境の培養器に入れて、「胚盤胞」になるまで3〜6日間かけて培養。受精卵は細胞分裂を繰り返して胚盤胞になる。
最後に胚盤胞まで育ったものを子宮へと戻す。これが「胚移植」だ。胚移植はすぐに戻す場合と、いったん凍結させて次回以降の月経周期に融解させて移植する方法の2種類がある。
移植後は子宮内膜を整えるため、黄体ホルモン剤を使用することもある。内服薬や貼るタイプの薬もある。
胚移植から1~2週間後に、血液検査と超音波検査で妊娠判定を行う。

体外受精、顕微授精の得意なことと、不得意なこと

2024年08月11日(日)情熱大陸に加藤レディスクリニック(KLC)の加藤恵一先生が出演。
KLCといえば、不妊治療を考えているほとんどの人が聞き覚えがあるだろう。排卵誘発剤等の薬を極力使わない治療法「KLCメソッド」を確立し、低刺激療法を行なっているクリニックだ。そこには先代の加藤修先生が掲げた「患者の体にできるだけ負担をかけたくない」という強い想いがある。
そんな加藤先生がインタビューで話されていたことが印象的だった。

「女性の体はわからないことだらけ。同じ薬を使って同じことをやっても、妊娠する時はするし、しない時はしない」

「母体の生殖能力は薬ではどうすることもできない」

体外受精の技術が確立されたことによって、卵管性不妊症や男性不妊症などで悩む夫婦の妊娠確率は確かにあがる。
しかし、薬や医療技術ではカバー出来ない部分もある。それは、母体(お母さんの身体)の状態だ。

「母体の生殖能力は薬ではどうすることもできない」これは私たち鍼灸の真骨頂だ。

体の不調を取り除き、卵子の質を上げること、着床しやすい体調を保つことは不妊鍼灸の得意分野だ。

体外受精、顕微授精、妊活に困っている方は、東洋医学のチカラを利用して身体の改善に取り組むことを強く推奨する。

実は、加藤恵一先生のお父様の加藤修先生(KLC創立者)の弟子の日本橋アートクリニック理事長の寺元 章吉(新橋夢クリニック理事長でもある)が私に直接語ってくれたことを皆様に紹介する。

「加藤修先生に私が言われたこと、自然周期を完成させてほしい」

「日本ならではの生殖医療。それは東洋と西洋とがコラボして行うこと」

「鍼灸は効く。私も日常的に受けている」

「身体がボロボロの人には半年間鍼灸治療受けてくるように伝えている」

と私に熱く語ってくれた。

当院には不妊治療を始めたもののなかなか授かることができず、もっと何かできることはないかと来院される方が多い。

半年前、2年間に渡りタイミング法、人工授精、体外受精と全てのやれること行ったが、胚盤胞になりにくいし着床しないという女性が来院。彼女は言う。

「最後に体外顕微授精を1回だけチャレンジしてみようと考えています」

当院独自の施術前検査法をしたところ、首の緊張が強くあった。聞くと長年頭痛や首肩こりに悩んでいるとのこと。ぎっくり腰をやった経験もある。そこで首が緩むまで、当院独自の不妊鍼灸治療による体の改善を提案。病院での不妊治療を一旦お休みし、半年間不妊鍼灸をコツコツ続ける。そして首の緊張が緩んできた頃、満を持して採卵。先日、初めて陽性判定が出たと笑顔で話してくれた。

受精の確率を上げる西洋医学。健康な体(妊娠しやすい母体)にするお手伝いができる東洋医学。
それぞれの得意を活かして、「妊娠したい」と願っているみなさんの夢が叶うよう、全力で応援する。

※効果には個人差があります。

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Author Profile

福本晋平
福本晋平[東京都渋谷区渋谷駅の鍼灸整体院]ふくもと治療院院長
【鍼灸師】母の病をきっかけに治療家として鍼灸医学自然療法の道を志す。
最高の鍼灸を追求しようと日本各地、中国、韓国に渡る。
5年間の住込み修業を経て、姿勢・歪み治療専門の鍼灸整体院を渋谷桜丘町南平台そばに開院。
全国、海外から訪れる方の鍼灸治療に従事 不妊症、逆子など妊婦さんの鍼灸治療も行う。
「身体の癖・歪みを改善に導くことで自然治癒力を最大限引き出す」

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