【妊活不妊鍼灸整体30代女性症例】ステップアップで体外受精ではなくまさかの自然妊娠

2024.10.04

これまでの妊活の経過　タイミング法と人工授精を行なってきたが妊娠せず

自然妊娠希望だったが、体外受精にステップアップすることを検討中。
高校生の頃から頭痛に悩まされていた。
毎晩冷えピタを貼ることで頭痛を軽減している。
眼精疲労や腰痛もある。

不妊鍼灸整体治療経過

1回目　首の緊張が強い

当院独自の施術前検査法を実施したところ、首後ろ（頭頸関節）の緊張が強かった。
右に重心が傾いており、股関節も肘も右側に緊張が強く出ていた。無意識に右に体が傾いているため、右側の筋肉が収縮した状態で固まり、緊張していると考えられる。これにより体全体の血流が悪くなっている。
最初に首の緊張を緩める施術を行い、自律神経を整え、血流改善をはかる。
体外受精に向けて病院選びのサポートをしつつ、引き続き家でのタイミング法も続けるよう指導。

2回目　頭痛の頻度が鍼灸整体治療で減る

冷えピタを貼らなくても頭痛にならない日が増えたとのこと。
右股関節の緊張は前回に比べると緩んでいた。

7回目　頭痛の頻度が週7回から1回へ激減

ほとんど頭痛が出ていない。たまに頭痛が出た時も目元を冷やすことで、薬を服用するまでもなくすぐ治ると本人談。
首の緊張も軽くなっていた。

13回目　ご夫婦そろって不妊鍼灸治療

旦那さんも一緒に来院し、不妊鍼灸治療を受ける。

14回目　自然妊娠

体外受精を検討中だったが、自然妊娠する。

その後　出産

妊娠中も定期的に施術を受け、無事に女の子を出産した。 産後7ヶ月で生理が産前レベルまで回復、安定。現在は2人目の妊娠のため、不妊鍼灸を継続して受けている。

所感

眼精疲労と頭痛と首の緊張

首の後ろと頭の境目には「後頭下筋群」という小さい筋肉の集まりがある。後頭下筋群は首や頭が目の動きと連動して動くのを制御している。目を使えば使うほど後頭下筋群も収縮が強くなり、硬く緊張してしまう。すると首（頭頸関節）の動きが悪くなるため、首肩周りの血流が滞り、頭痛が頻発するようになる。

首（頭頸関節）緊張と不妊

生殖機能のメカニズムを制御する女性ホルモンは、脳の下垂体から分泌される。分泌されたホルモンは血中へ放出され、首を通り、全身へ作用していく。つまり首肩周りの緊張が強く、血流が悪い状態ではホルモンの働きを十分に伝えられないと考える。
10年不妊で悩む患者さんの不調を細かく検査してきたが、首の緊張が何をしても取れないという人がとても多い。脳からのホルモンがまず最初に通る道、首（頭頸関節）の緊張を取ることで妊娠しやすい体質になる。これは10年以上数万人みてきたので確信している。着床不全、習慣性流産しやすい人も首の緊張がとても強い。そこが改善され妊娠されたケースは多い。

腰痛の原因も首

ツボは経絡という気の流れ（電車で言うと線路のようなもの）で繋がっていると、東洋医学では考える。膀胱経という経絡は目から始まり、頭を登って後頭部、首の後ろ、背中から腰へとつながっている。
また、骨や筋肉を見ても、背骨（脊椎）は首（頸椎）から胸を通って腰（腰椎）と繋がっているし、付随する最長筋や脊柱起立筋などの筋肉群も全て連動して動いている。腰痛だからといって腰回りに鍼を刺せば全て治るわけではない。首こりが原因で腰に痛みが出ている場合もある。

不妊鍼灸を始めて約4ヶ月で自然妊娠

タイミング法を半年、人工授精を6回ほどおこなったが妊娠せず、体外受精に進もうと考えていた。しかし、不妊鍼灸で体の改善をし始めて約4ヶ月で自然に妊娠した。
不妊症に明確な原因（排卵障害や卵管閉塞、癒着等）がない場合、体の不調を取り除けば妊娠する確率が上がる。血流が良くなることによって、生殖器に栄養が運ばれやすくなり、卵の質があがる。卵子を包む卵胞が排卵時の成熟卵胞へと育つのに、約120日ほどかかることが医学的に判明している。そのため、不妊鍼灸を始めて3週期〜半年ほどで質の良い卵子ができ始め、妊娠する人が多い。妊活を半年自分たちで頑張っている人は病院で基本的な検査して異常が分からない場合はまず鍼灸治療で体質改善に取り組んでみるのも良いかもしれません。

卵を作るのも、出産まで育てるのもあなた自身の体。
健康な体（妊娠しやすい母体）にすること、そして妊娠中や産後のケアまで、不妊鍼灸でお手伝いできることはたくさんある。
楽しく、明るく、前向きに出産や子育てができるよう、全てのご夫婦を応援していきたい。

→ 不妊鍼灸整体治療 コウノトリ治療

 

※効果には個人差があります。