【妊活不妊鍼灸整体30代女性症例】仕事も子育ても妥協しない、二人目不妊を克服して自然妊娠
これまでの妊活の経過
2年前に第一子を出産。旦那さんが体外受精に後ろ向きなため、不妊鍼灸で体のケアをしながら自然妊娠を希望。
第一子出産後3ヶ月で生理が戻り、量は多く、生理痛もひどい。10円玉ほどの血の塊が出ることもある。
軟便で下痢をしやすい。胃もたれもある。
手足とお腹が冷えやすい。手足のむくみが気になる。
第一子妊娠中に足に静脈瘤ができ、今も冷えると疼くように痛んで寝られないことがある。
慢性的な首肩こり。
不妊鍼灸整体治療経過
1回目 左側の緊張は胃腸や腎臓などが弱っているサイン
当院独自の施術前検査法を実施したところ、首の緊張(頭頸関節の緊張)が強く出ていた。
また、左の股関節、左腰部、左肘と体の左側の緊張が顕著にある。左に緊張や痛みが集中して出る場合、胃腸や心臓、腎臓などの内臓が影響していることがある。緊張を緩め、左右のバランスを整えるとともに、胃腸や腎に関わるツボにお灸をする。
2回目 胃腸の回復と巡りを良くするツボ「公孫(こうそん)」
首の緊張が前回と比べて緩和。
前回、家でのセルフケアの1つとして、公孫(こうそん)というツボにお灸をするよう指示。公孫は胃腸の働きを良くすると同時に、全身の気血の巡りを良くするツボでもある。お灸をした時に他のツボに比べて熱を感じにくいが、前より食欲が出てきたと本人談。熱さを感じにくいということはそれだけ熱エネルギーを欲しているということなので、引き続きお灸を続けてもらう。
3回目 股関節がゆるむ
初診時にあった股関節の緊張が取れ始める。
5回目 鍼灸整体を続けて体が緩みやすくなり睡眠の質が向上
子供の体調不良が続き、首と股関節の緊張がまた強くなる。定期的に鍼灸整体を受けてもらい、緊張を取り除いていく。
施術を受けた感覚として、以前よりも体が緩みやすく、よく寝られるようになったとのこと。
11回目 頑張ってる人ほど多い、食いしばり・肩こり・首こり
育児と仕事で忙しく、ガスが溜まりやすい等の胃腸の症状がでる。首の緊張も強い。
多忙でストレスがかかると、食いしばりが強くなったり、無意識に肩を引き上げていることが多くなる。すると首周辺の筋肉が硬直し、緊張する。
引き続き首を中心に全身を緩め、巡りをよくしていく。
13回目 仕事と育児と妊活の両立
仕事が多忙な上、子供のイヤイヤ期が重なって大変な時期だが、コツコツケアを続け、胃腸の調子は回復する。
24回目 不妊鍼灸で体を整えて自然妊娠
生理が来ないため妊娠検査薬を使用。陽性判定。
ストレスが強かったことによる生理不順だと思っていたが、妊娠だったからびっくりしたと笑って話してくれた。
その後 出産と産後のケア
仕事はギリギリまで続けたいということで、首や股関節の緊張を取り除きつつ、時々出る頭痛や腰痛に対応。
妊娠後期になると足がつってしまう「こむら返り」や逆子の治療等も行い、無事に出産を迎える。
また産後1ヶ月後から、今度は産後のケアのために来院予定だ。
所感
不妊治療において股関節の緊張を取り、血液循環を良くすることが重要
不妊症の原因の1つとして東洋医学では「瘀血(おけつ)」をあげる。瘀血とは血の流れが悪いために滞りが生じている状態のこと。症状としては今回のように手足やお腹の冷え、足の静脈瘤、むくみ、強い生理痛、生理時に血の塊が出るなどがあげられる。
これらの症状がなぜ出るかというと、一言で言えば循環不全である。股関節の可動域が悪くなり、股関節周辺の筋肉群が緊張して突っ張った状態が続くと循環が悪くなる。
つまり、股関節の緊張を取り除き、血液の循環を良くすることで上記のような症状が改善されれば、妊娠しやすくなるということだ。
首(頭頸関節)の緊張と不妊
生殖機能のメカニズムを制御する女性ホルモンは、脳の下垂体から分泌される。分泌されたホルモンは血中へ放出され、首を通り、全身へ作用していく。つまり首(頭頸関節)の緊張が強く、血流が悪い状態ではホルモンの働きを十分に伝えられないと考える。
10年不妊で悩む患者さんの不調を細かく検査してきたが、首のこり感が何をしても取れないという人がとても多い。脳からのホルモンがまず最初に通る道、首の緊張を取ることで妊娠しやすい体質になる。これは10年以上数万人を診てきたので確信している。
妊活では胃腸の調子を整えることも大事
胃腸の調子が悪かったり、食べた時に胃もたれや胸焼けを感じやすいというのは、胃腸が衰えて栄養が吸収できず、エネルギーを作り出せていない状態だと言える。これを脾の機能が弱っている状態で「脾虚(ひきょ)」という。
脾の機能の状態を見る時に、私たちが必ず触るツボが「公孫(こうそん)」だ。今回公孫にお灸をした時に熱さを感じにくいと言っていたが、触るとペコペコと凹んでいるのがわかった。このツボの力がない状態を東洋医学では「虚(きょ)」と表現する。反対にガチガチに張っていたり、膨らんで余分なエネルギーが溜まっている状態を「実(じつ)」。鍼灸治療ではこの虚実(きょじつ)をはりやお灸で調節し、全体のバランスを整えていく。
脾虚の状態は食べてもエネルギーを生み出せないため、疲れやすかったり、冷え性が治らなかったりする。
腸は第二の脳と言われ、腸内環境を整えることが昨今ブームになっているが、美容や健康だけでなく、妊活においても胃腸の調子を整えることは重要なアプローチである。
子育てと仕事、二人目不妊のための妊活は大変だけど大丈夫
子育ては休みがない。子供の育児もやりながら、仕事も好きで続けていたい!そしてもう1人子供が欲しい!と頑張る女性たちをみていると、本当に頭が下がる。
ストレスにさらされることも多く、緊張が出やすいのは当たり前だと思う。
なかなか緊張を0にすることは難しいかもしれないが、定期的な鍼灸整体治療とセルフケアをコツコツ続けていけば、体は変えられる。今回の場合は育児も仕事も妥協せずにそのまま続け、約5ヶ月で妊娠に至った。
緊張が取れ、体の巡りが良くなれば卵子の成長に使われる栄養も運ばれやすくなる。細胞から排卵前の卵子に成長するのにかかる期間は医学的に120日と言われている。そのため、不妊鍼灸治療を始めてから3ヶ月〜6ヶ月で卵の質が変わり、妊娠しやすくなる人が圧倒的に多い。
大切なのはコツコツ続けること。やりたいことを諦める必要はない。そして1人で背負い込む必要もない。
あなたの夢を叶えるために、心身ともに健康でいられるよう、鍼灸整体でお手伝いしていきたいと思う。
※効果には個人差があります。
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