【卵子凍結とは?】メリット・デメリットや費用、卵子のために鍼灸整体治療で出来ること
近年、女性の社会進出に合わせて、妊娠の仕方やタイミングの幅は広がってきた。今は仕事を優先したいという人や、まだ結婚は考えていないけどいつか子供は欲しいという人など、卵子凍結を選択する女性も増えつつある。
当院にも卵子凍結に向けて、体の改善のために鍼灸整体を受けに来る方が増えてきたように思う。
卵子凍結とは
採取した卵子を将来の妊娠に備えて凍結保存(-196度の液体窒素の中に保存)することを卵子凍結という。この場合、卵子はまだ精子と受精する前の段階で「未受精卵」と呼ばれる。加齢による影響が少ない卵子を冷凍保存し、子供を授かりたいタイミングで融解して体外受精を行う。
受精卵凍結とは
一方、採取した卵子を精子と受精させ、正常に細胞分裂が行われた受精卵の段階で凍結保存することを受精卵凍結という。不妊治療の体外受精の一部として行われるものが一般的だ。
また、結婚あるいは事実婚のカップルが将来的に子供を望む場合も、受精卵凍結を行うことがある。受精卵凍結の方が、卵子単体、精子単体の凍結よりも高い妊娠率が期待される。
卵子凍結のながれ
1. 排卵誘発
卵子を効率よく採取するために内服薬や注射などの薬を使用。卵巣を刺激して複数の卵子を育てる。
2. 採卵
卵巣に針を刺して卵子を採取する。日帰り手術で、全身麻酔や部分麻酔を使用する病院もあれば、麻酔なしで行う病院もある。
3. 凍結保存
体外受精で行う胚凍結と同じ技術で冷凍保存される。
卵子凍結が行われる理由とメリット
2022年日本産科婦人科学会の全国妊娠率を見ると、女性の平均妊娠率は34歳を過ぎると徐々に低下していき、45歳では10%を下回る。そして流産率は34歳以降増加していく傾向にある。
なるべく若い頃の卵子を凍結保存しておくことで、卵子を凍結した年齢の妊娠率を維持することが期待されている。
卵子凍結のリスク、デメリット
卵子は凍結・融解の過程でダメージを受け、質の低下につながることがある。せっかく凍結できても、融解した際に卵子の回収が不可能である場合や卵子の変性が起きてしまった場合は顕微授精ができない。変質してしまう可能性は約5~20%程度ある。
また、卵子1個あたりで妊娠につながる確率は4.5~12%であることがわかっている。つまり、1回の妊娠・出産のためには10~15個の卵子を凍結しておくことが理想とされている。
卵子凍結の費用・助成金
卵子凍結(未受精卵凍結)は保険適用外の治療法である。
病院によって金額が異なるが、だいたい、1回の採卵&凍結だけで40万前後。卵子の保管で年間5万〜10万円程度かかるところが多い。
その他、受診料や検査費用などがかかってくる。
東京都では「卵子凍結に係る費用の助成」として「卵子凍結に係る費用」及び「凍結卵子を使用した生殖補助医療」を補助する助成を行っている。 対象は東京都に住む18歳から39歳までの女性(採卵を実施した日における年齢) 詳細はこちらから→ 東京都福祉局 卵子凍結に係る費用の助成
卵子凍結における鍼灸整体治療の効果
1回の妊娠・出産のためには10~15個の卵子を凍結しておくことが理想的になるため、採卵時の体への負担も大きくなることが予想される。
例えばAMHの数値が低い人は卵巣内の卵胞数が少ないため、1度に取れる卵子の数も少ない傾向にある。そのため、何度も採卵を行わなくてはならない。
また、AMHの数値関係なく、排卵誘発剤の使用や卵巣に器具を入れる採卵手術は体への負担が大きい。
薬の影響やストレスで肝機能が低下し、体に不調が出る方をこの10年で数多く見てきた。本人に自覚はなくても、肝機能が低下することで無意識に体の重心が右側へ傾き、右肩が下がって首肩こりを誘発することもある。血流も悪くなり、浮腫や手足・体幹の冷えを引き起こす。自律神経が乱れ、頭痛や腰痛、不眠症などの症状で困って来院される方も多い。
これらの不調を放置しておくと、採卵で取れる卵の質の低下や、数の減少を引き起こす。
また、移植する際にもこれらの不調を改善しておくことで着床しやすくなる。これは10年不妊鍼灸を行ってきて確証している。
昨今、妊娠への医療の介入が進んだことで、選択肢も広がり、高齢での妊娠率も上がってきた。
しかし、医療でできるのはあくまで人間の生殖能力の補助。卵子を作るのも育むのも、全て体が主体であることを忘れてはいけない。
鍼灸整体は体に直接アプローチし、生殖機能の向上を行うことができる。
赤ちゃんが欲しいと願う全ての女性の手助けになれるよう、誠心誠意、施術を行なっている。
※効果には個人差があります。
【東京都渋谷区渋谷駅の鍼灸整体ふくもと治療院】
東京・渋谷にある鍼灸整体治療院
ふくもと治療院
東京・渋谷駅徒歩5分鍼灸整体専門の治療院
東京都渋谷区桜丘町31-8渋谷ビレッジ南平台3F
0364161819
受付時間10時〜20時
休診日 日曜・月曜・祝日
https://fukumoto-physio-tokyo.com