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【妊活不妊鍼灸整体30代女性症例】基礎体温が2相化しない?首こり・疲れやすさ・血流改善で妊娠しやすい体へ

自然妊娠 基礎体温

これまでの妊活の経過

1年間自然妊娠を目標にタイミング法を行ったが妊娠せず。
基礎体温を測っているが2相化しない。
(女性の基礎体温は、月経から次の月経までの間で、低温期と高温期の2相に変化する。月経開始から2週間前後は低温期に、排卵を機に高温期となる。そのため、基礎体温が2相化していれば、排卵がおきていると考えられる。)
3年前からデスクワークが増え、首肩こり、腰痛が酷くなった。常に固まっている感じがする。
手足の冷えや体のこり感から、血流が悪いと感じている。
手足にむくみが出やすい。
疲れやすく、なかなか疲れが取れない。
生理痛が酷い。

1回目 西洋医学では病名(診断)がつかない不妊の根本原因を見つける

当院独自の施術前の検査法を実施したところ、首(頭頸関節)の緊張が強かった。
施術では首の緊張を中心に、全身をゆるめ、血流の改善を行なった。
また、身体やツボの所見から腎虚(じんきょ)と判断。食事指導とお灸のセルフケアを伝えた。
→下記の所感を参照「腎虚(じんきょ)」ってなに? 女性の健康と妊活にも関係する所見」

3回目 首肩こりが不妊の原因に…改善すると睡眠の質も妊娠率もあがる

3年前から悩んでいた首肩こりがなくなり、体が楽になったと本人談。睡眠アプリを使っているが、深く眠れるようになり、睡眠の質も改善したとのこと。
首の後ろには「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」という小さな筋肉があり、目の使いすぎやストレスによってこりやすくなる。この筋肉が硬くなると、脳への血流が悪くなり、自律神経のバランスが乱れる。
自律神経は「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」を切り替える役割を持っている。首が緊張した状態では交感神経が優位になり、寝つきが悪くなったり、浅い眠りになったりすることもある。
逆に、首の緊張がほぐれると血流が改善し、副交感神経がしっかり働くことで、自然とリラックスしやすくなり、睡眠の質が良くなる。

なぜ不妊鍼灸治療なのに首の緊張を重視するのか?

生殖機能の働きに関係するホルモンは脳の視床下部から分泌されるが、視床下部も自律神経と密接な関係がある。 首の緊張が強く(首がこって)、血流が悪くなると、視床下部の働きも低下し、ホルモンの分泌がスムーズにいかなくなる。
つまり、首の緊張を取ることは自律神経のバランスを整え、ホルモンの分泌をスムーズにし、子宮や卵巣の環境を整えることにつながる。
過去10年、不妊で悩む女性の身体所見を見てきたが、首の緊張(首こり)が強い人が多くいた。鍼灸整体治療でこの首の緊張を取ることで、妊娠しやすくなった事例をたくさん見てきたため、首こり解消が重要だと言い切れる。

7回目 不妊鍼灸整体治療で生理不順解消、基礎体温が2相化するようになった

不妊鍼灸整体治療を始めて約2ヶ月後、排卵期にちゃんと体温が高くなり、基礎体温がきれいに2相化するようになった。
首肩こりを改善することで睡眠の質があがり、血流も良くなった。また、日々の食生活への意識も変わり、腎虚も改善されたようで、仕事の後も疲れにくくなったとのこと。このように体を整えることで、生理周期や基礎体温も安定してくる。
過去に基礎体温が2相化しないと悩む方を何人も診てきたが、おおよそ2〜3周期で改善される方が多い。

その後 着床・妊娠

仕事が多忙になると、首の緊張が強くなり、頭痛が出ることが何回かあった。
しかし、定期的に不妊鍼灸整体治療で体を整えることをコツコツ続け、1回目の体外受精で陽性(着床・妊娠)判定。
1回目は残念ながら流れてしまったが、2回目もまた陽性(着床・妊娠)判定。
現在は、妊娠中も赤ちゃんの成長と共に様々な不調が出るため、引き続き鍼灸整体治療を受けるために来院している。

所感

【「腎虚(じんきょ)」ってなに? 女性の健康と妊活にも関係する所見】

東洋医学では、「腎(じん)」という臓腑は、生命エネルギーを蓄える大切な働きがあると考える。特に、成長や老化、生殖機能と深く関係している。
「腎虚」とは腎のエネルギー(精・気)が不足している状態を指す。わかりやすく言うと、体のエネルギー源が少なくなり、疲れやすかったり、体の機能がスムーズに働かなくなったりすることだ。

「腎虚」のサイン

・疲れやすい、気力がない、なかなか疲れが取れない
・冷えやすい
・むくみやすい
・白髪や抜け毛が増える
・生理不順や月経量の減少
・腰痛、膝痛
・夜間のトイレの回数が増える

「腎虚」と不妊の関係

腎は生殖機能と深く関係している。腎のエネルギーが不足すると、卵巣機能の低下やホルモンバランスの乱れにつながり、不妊の原因になることがある。
例えば…
「腎陰虚(じんいんきょ)」と呼ばれるタイプでは、体の潤いが足りず、子宮内膜が薄くなったり、卵の質が低下したりする。
「腎陽虚(じんようきょ)」では、体を温める力が弱くなり、冷え性や血流の悪化が起こり、妊娠しにくくなる。

腎を元気にするには?

腎虚を改善するためには、次のような生活習慣を意識すると良い。
・体を温める(冷たい飲み物やアイス、薄着を避ける)
・しっかり睡眠をとる(夜更かしを控える)
・黒い食材をとる(黒ごま、黒豆、ひじきなどは腎を補う)
・鶏のスープを飲む(手羽先や手羽中など骨付きの鶏肉を煮込んだスープで潤いを保つ)
・適度な運動をする(ウォーキングや骨盤まわりのストレッチ)
・ストレスを溜めない(湯船につかる等リラックスできる時間をつくる)
・漢方を飲む(腎を補う漢方を処方してもらう)
セルフケアに加え、鍼灸整体で腰痛や首肩こりなどの不調を改善して、体を整えることも重要。

なかなか自然に妊娠しない…と1人で抱え込んだり、諦めたりすることはない。
生活習慣の改善、不妊鍼灸治療での体の改善、最先端の不妊医療など、できることはたくさんある。
当院では問診や検査法を用いて根本原因を見つけ出し、一人一人に合わせた施術やアドバイスを行なっている。

→ 不妊鍼灸整体治療 コウノトリ治療

※効果には個人差があります。

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Author Profile

福本晋平
福本晋平[東京都渋谷区渋谷駅の鍼灸整体院]ふくもと治療院院長
【鍼灸師】母の病をきっかけに治療家として鍼灸医学自然療法の道を志す。
最高の鍼灸を追求しようと日本各地、中国、韓国に渡る。
5年間の住込み修業を経て、姿勢・歪み治療専門の鍼灸整体院を渋谷桜丘町南平台そばに開院。
全国、海外から訪れる方の鍼灸治療に従事 不妊症、逆子など妊婦さんの鍼灸治療も行う。
「身体の癖・歪みを改善に導くことで自然治癒力を最大限引き出す」

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