１分で分かる東洋医学のキホン①

2015.11.06

１分で分かる東洋医学のキホン①陰陽論

東洋医学では人間は自然の一部であり、人間の体の中にも自然界と同じ構造があると考えます。

これが私たちの整体観です。

体の中に自然があると考えて体内での変化を推察します。

自然界を観察して見出した法則をもとに病気の考え方や治療法の理論などが確立されました。

代表的な法則としては、太陽と月に象徴される「陰陽論」

自然界を構成する要素を「木・火・土・金・水」の５つに分けた「五行学説」などです。

今回は、陰陽論です。

夜の月と昼の太陽のように対立した性質を持つ２つの要素に分けることができます。

さらに陰と陽は優劣の関係を変化させてバランスを保っています。

陽の性質　

外に向かう。上昇する。躍動的。重量が軽い。大きなスペースを占める。明るい。熱を生む。

陰の性質

内に集まる。下降する。動きが静か。重量が重い。冷たい。水を生む。

会社でいうと陽は営業。陰は総務などのバックオフィスということになりますね。

夫婦も陰陽です。男性が陽。女性が陰。　陰陽論だいたいお分かり頂けましたか？

私たち専門家は、陰陽論を使い、体に起こる複雑な症状を総合的な視点で分析して治療します。

専門家の間では、熱の症状を陽証（ようしょう）　冷えなどの症状は陰証と言います。

体の不調は大雑把にいうと陰陽のアンバランスとも言えます。（陰陽論以外にもたくさんあるので、１分で分かる東洋医学シリーズで紹介していきます）

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