なぜ治療の世界に入ったのか。Why　Japanese Traditional Medicine Way

2015.02.18

 

なぜこの世界に入ったのですか。　

と患者さんによく聞かれます。そこで

第1回目のブログは

なぜ私が治療の道を選んだのか。

をお伝えしたいと思います。

西洋医学がスタンダードな世の中でなぜ東洋医学なのか。

そんな私にきっかけをくれたのは母の乳ガンでした。

ステージはかなり進んでいました。担当医師からは５年生存率は20％と言われました。(当時はショックでした。今はなぜそんなこと断言できるのか不思議ですが。)

母は西洋医学の外科手術を受け、抗がん剤の治療を受けていました。

私はそれで良くなると思っていましたが、症状は悪化する一方。薬の副作用に苦しむ母をみていました。

口内炎だらけで食事は美味しくない。体はダルく、無気力。顔色も悪い。

倦怠感から喋ることもままならず、その日の体調をボードに書いて筆談。

本当に良くなるのだろうか。

そんな時に歯医者の先生から鍼灸と整体をする後藤先生を紹介されました。（その治療法は現在私が実践する鍼灸と身体均整療法(整体)でした）

週に2回通い、半年もするとみるみる元気になってきました。（八年経過した今も元気にしています）

その変化に感動しました。

私も治療で母のように苦しむ人を救いたい。そう強く想うようになりました。

治療の世界は、理論や理屈でできる世界ではない。大切なのは想いと技術。

即行動する私は、後藤先生の元に押し掛けました。鍼灸学校在学中からひたすら現場(治療院)で見学する日々。卒業時に内弟子にして欲しいと懇願しました。今では死語となっているであろう日本伝統の丁稚奉公(でっちぼうこう)がスタート。住み込みで毎日患者さんと向き合いました。

この世界では治療技術は、2500年もの間、師から弟子へ脈々と受け継がれてきています。

治療家は、将軍、天皇、首相などその時代の君主たちに仕えて来たのです。それが日本の伝統療法です。

こうして、私は日本伝統の職人技の世界に足を踏み入れました。今後歴史などについてもアップしていきます。

Why i choose this job.

In these days world standard medicine is Western Medicine. but why i choose Japanese Traditional Medicine?

Because of my mother’s breast cancer. Japanese Traditional Medicine helped my mother’s life.

She had surgery but she was getting worth. She was taking a lots of drugs. suffering from adverse drug reactions.  I was so worried about her. She couldn’t eat, talk, and exhausted.  Suddenly dentist introduce us Master Goto he is doing Japanese Traditional Medicine(acupuncture and moxibution, physio therapy)

She gets his treatment twice a week. After half of year, she got much better than before.  I am so surprised effect of his treatments. so i decide i want to do like him.  I want help people who needs help like my mother.

Traditional Medicine is not easy. It’s not just for following theory.

Most  important things are  sensitivity,principles,skills.

Japanese Traditional Medicine handed down from master to student. Just like craftsman. Not  Mass produce.

Now I am here to stand as Traditional therapist. Lead to next generation.  Now I just keep on treatments  for helping patients. That is the only way for the future our medicine.