「心臓が痛い、動悸がする、浮腫み」渋谷にある鍼灸整体ふくもと治療院での症例報告
渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院に来院された男性の患者さんの話をします。
50代男性、胸部痛・背部痛の鍼灸整体治療の症例
ある日突然、「心臓が痛い。」「動悸がする。」「浮腫み。」
その患者さんはまず、病院に行き一通り検査しました。病院での検査結果は、異常なしと言われたそうです。
しかし、痛みは変わらずあるのです。そこで東京の鍼灸院を探して、ふくもと治療院に来院されました。
初診のお話の中で家族歴を聞くと、「循環器系。いわゆる、心臓系の病気で亡くなった親族が両家にいる。」ということが分かりました。
さらに、胸部の痛みの出ていた時間帯を聞くと、『昼の12時と夜の19時に痛みがあった』ようです。
今回の患者さんの、ふくもと治療院での東洋医学的な胸部痛の見解
問診で、痛みの出ている時間帯も含め「心」の動きが影響しているなと推測する。
ふくもと治療院には、子午流注時計があります。それで再確認。
子午流注とは?
人は自然界のひとつであり、自然のリズムに従って生活しています。
子午流注は中国伝統医学特有の理論で中国最古の医学書《黄帝内経》に記載されています。
「子午」は「時刻」の意味で一日24時間を12等分し十二地支に対応させていて、「流注」は人体の十二臓腑(十二経脈)の気血運行の流れを意味し、子午流注は一日24時間の臓腑気血の運行リズムを現したものです。
①寅の刻(3時~5時)肺経が旺盛な時間帯
肺経は十二経脈気血の運行の源であり、肺は呼吸を司り肝から推し出された新鮮な血を肺気の力で全身に供給します。この時間帯に清浄で新鮮な空気中で呼吸することが肺を養うのに適しています。
②卯の刻(5時~7時)大腸経が旺盛な時間帯
「肺と大腸は表裏の関係」ということから肺経から大腸経に流れ込んだエネルギーが大腸を活発にさせます。
栄養と水分の吸収が終わり残渣を便として排泄します。この時間帯にしっかり排便すると大腸の排毒作用によって肺や皮膚を清浄に保つことができます。
③辰の刻(7時~9時)胃経が旺盛な時間帯
胃経に気血が集中し食物の消化が最も盛んになるため、この時間帯に食事すると充分に栄養を吸収することができます。逆に空腹でいると胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすいと言われています。
④巳の刻(9時~11時)脾経が旺盛な時間帯
脾は消化、吸収、排泄すべてをコントロールし気血を生み出す源であり、清気を上げ濁気を下げ全身に気血を巡らせます。
⑤午の刻(11時~13時)心経が旺盛な時間帯
心はそのポンプ力で血を全身に送り精神を安定させる働きをもっています。
この時間帯は陽から陰への転換点なので、激しい運動は避けてゆったりと落ち着いて15~30分程度の昼寝、うたた寝が心を守るには効果絶大です。この短時間休息が午後からの活力のもとになります。
⑥未の刻(13時~15時)小腸経が旺盛な時間帯
小腸は胃から送られてきた消化物をさらに消化し水分栄養の吸収を行い必要な栄養素は脾へ、余剰な水分は膀胱へ集め、食物の残渣は大腸へ送り出します。
⑦申の刻(15時~17時)膀胱経が旺盛な時間帯
膀胱は尿を貯留し排泄する器官で、腎の気化作用によって尿の生成、貯留、排泄が行われています。また排尿によって身体にこもった熱を体外に排出します。
⑧酉の刻(17時~19時)腎経が旺盛な時間帯
「腎は水を司り五臓六腑すべての精を蔵す」と言われ父母から受け継いだ先天の精と食物から得た後天の精を蓄えています。この時間帯に精つまり生命活動のエネルギーが腎へ入り貯蔵されるので、腎を養う薬や食物を摂るのに最適な時間でしょう。
⑨戌の刻(19時~21時)心包経が旺盛な時間帯
心包は心臓の外周にあり気血を通しながら外邪の進入を防ぎ常に心臓が最適な状態であるよう守っています。
⑩亥の刻(21~23時)三焦経が旺盛な時間帯
三焦(上焦・中焦・下焦)は六腑の中で最大の腑で気血を全身くまなく運んでいます。
11.子の刻(23~1時) 胆経が旺盛な時間帯
胆は消化に直接関わる胆汁を生成、貯蔵、排泄しており、子の刻は胆汁の新陳代謝が最もさかんになる時間帯です。よってこの時間帯に眠りにつくと翌朝の目覚めがよく頭もスッキリです。
子の刻は陰気がもっとも盛んで人体の気血陰陽の転換点ですから身体を休めて睡眠をとることは健康を保つ上で非常に大きな意味があります。
12.丑の刻(1~3時)肝経が旺盛な時間帯
肝は人の思考や活動を支える血液の貯蔵庫で、この時間帯に全身五臓六腑の血が肝に集中し肝の解毒と修復機能が最大限に発揮され古い血は淘汰され新鮮な血が産生されます。
患者さんは、『昼の12時と夜の19時に痛みがあった』この時間帯に痛みが出ていたとおっしゃっていました。
「心」に関係するツボの反応をチェックするとやはり反応が出ていたので、身体を見て全身を整え「心」の経絡を通す鍼灸整体施術をしました。
治療後は胸部痛・背部痛も軽くなっていたようです。
様子を見てもらい、また症状が出てきたらご連絡を頂くカタチで終了。
まとめ
痛みが出ている場合、その時間帯にも治療のヒントが隠れていることがあります。
痛みや不調があり、病院で検査をしても異常はない。
でも痛みがあったり、不調が良くならない場合は私たちの存在意義が発揮されます。
お悩みの方は、渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院にご相談下さい。
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