【鍼灸】下痢の原因と改善方法。ストレスが関係していた!?
先日、娘の学校の保護者会があり、車に娘を乗せ2時間半の道のりを車で走るという任務がありました。
私は約10年ペーパードライバーで、5年前くらいから改めて車に乗り始めたので長距離運転は自信がありませんでした。
一週間前くらいから緊張がじわじわ来ていて、2日前から下痢になってしまいました。
これは、私たちの伝統医学的にみると、『肝脾不和(かんぴふわ)』による下痢とみます。
肝脾不和(かんぴふわ)については後ほど詳しく書きたいと思います。
今回は、そんな下痢についてです。
下痢とは
便の水分が異常に増え、液状またはそれに近い状態を「下痢便」、通常より少し軟らかい状態を「軟便」といいます。
下痢便や軟便を繰り返し、腹部不快感や腹痛を伴う状態を「下痢もしくは下痢症」といいます。
理想的とされるバナナ状の便の水分量は70%~80%ですが、これが80%~90%になると「軟便」、水分量が90%を超えると水様便となり「下痢便」の状態になります。
東洋医学的にみた、下痢の原因
①食あたり
年末年始や会食が続くと、胃腸に負担がかかり、下痢症状をおこします。
②もともと胃腸が弱いタイプ
このタイプの方を『脾虚』と言います。
幼少期から食事の後に下痢になってしまったり、どんなに早くお夕飯を食べても朝はお腹が空かないという方は、体質が『脾虚』のことが多いです。
③水あたり
お腹を冷やす飲食をとってしまったことにより、下痢症状をおこします。
夏場は特に、氷がたくさん入った飲み物を常飲していたり、アイスや生野菜を食べることにより起こりやすくなります。また、乳製品や小麦は胃腸を冷やす働きがあるため、食べ方に注意が必要です。
④ストレス
東洋医学的にみると、このタイプが『肝脾不和(かんぴふわ)』になります。
『肝脾不和(かんぴふわ)』とは、
ストレスによるイライラから「肝気」が高ぶり、「肝」の疎泄が鬱結状態になることによって、「脾」の運化作用がはばまれ消化機能が低下することにより下痢がおこります。
【肝脾不和の症状】
精神不安、腹痛、腹部の腫れ、食欲減退、下痢時の腹痛は排便によって緩和する、緊張不安になると下痢、舌苔が白ぽいなど。
上記はストレスの意識があるないに関わらず発生します。
下痢に対しての鍼灸整体治療
私たちの東洋医学では、上記の4つのパターンにも鍼灸整体適応症です。
胃腸が冷えたり、食あたりによる下痢の場合は、出し切ってしまうとスッキリし症状が落ち着くことが多くあります。
これらのことを考えると、むやみやたらに下痢止めを飲むことは推奨できません。
鍼灸(はり灸)治療をすると、自律神経の副交感神経が優位に働きます。
副交感神経というのは、身体をリラックスさせる神経で、寝ている時や休んでいる時に働く神経です。
そして、この副交感神経は、胃腸の働きに関与しています。腸の働きを活発にし、下痢の症状を改善します。
そして、下痢にはお灸が大変有効で、お灸によって体幹部の血行を促進し、冷えを取り除きます。
『肝脾不和(かんぴふわ)』による下痢の場合は、ストレスの原因を取り除いたり、ストレス発散になることを生活に取り入れる必要があります。
運動や散歩など、気分を変えることをしてみるといいでしょう。
私の場合は、慣れない運転の任務が終わった次の日から、下痢症状は改善しました。
おわりに
下痢したときには分析してみるとよいでしょう。
昨日食べたものや、最近の食事の傾向。
精神的に負荷がかかっていないかなど。自分に矢印を向けてみると答えが出てくることがほとんどです。
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