【腰痛 10代 高校生 女性】腰痛がダンスの未来を阻む？驚くほど早く改善する鍼灸整体術！

2024.11.05

これまでの経過

・関節がゆるく、腰椎不安症がある。
・小学4年生のときに左足首を複雑骨折した。
・約2年前から顎関節症と左腰痛の症状がある。
・1年前からヒップホップダンスを激しく行っている。
・2ヶ月前から肩が外れそうになることがあり、時々痛みが出る。
・3週間前から腰痛が発生し、整形外科や整体に通院しているが、なかなか改善しない。
・ストレートネックが見られる。

治療経過

週1回ペース

1回目：「首の緊張緩和」セルフケアで肩・首の血流改善

首の状態に変化が現れ、肩のセルフケアを指導した。首や肩の緊張が緩むことで血流が改善され、「首こり」や「肩こり」が軽減し、全身の疲れも和らぐ。

2回目：「腰痛改善」痛みレベルが劇的に軽減

腰の痛みが大幅に軽減し、痛みレベルが10から2に下がった。腰痛が改善することで「体の柔軟性」や「運動パフォーマンス」も向上。

3回目：「動作痛」左腰の痛みが再発しやすい理由

起きあがるときにわずかな痛みを感じる程度まで回復したが、ダンスの動作により左腰に再び痛みが発生した。ダンスのような激しい運動は、腰周りの「筋肉疲労」や「姿勢不良」を引き起こしやすく、腰痛が再発する要因になる。

4回目：「座り姿勢と腰痛」長時間座ることで再発する腰痛

長時間の座位やダンスの際に左腰に痛みが生じることがあると訴えた。長時間の座り姿勢は腰への負担がかかりやすく、「血行不良」や「筋肉の硬直」を引き起こし、腰痛を悪化させる要因になる。

5回目：「腰痛軽減効果」座位で痛みが解消する理由

座っているときの痛みが少し和らぐようになった。腰痛が軽減することで、日常生活での活動のしやすさが向上し、「体の安定性」や「姿勢改善」にも良い影響が期待できる。

6回目：「一時的な腰痛」日常の負荷と腰への影響

前日だけ腰痛を感じたが、継続的な腰痛は見られなかった。腰に負荷がかかる日常動作が続くと、一時的な腰痛が起こりやすくなり、「筋肉の疲労蓄積」や「関節の緊張」を引き起こすことがある。

7回目：「腰痛解消」痛みが消えた理由と今後の予防

腰痛が完全に解消した。腰のケアを継続することで、「痛みの再発予防」や「柔軟性の維持」に効果が期待でき、今後も快適な体調を維持できるようになる。

所感

この方（高校3年生）は、小学校1年生からダンスを始め、1年前からはヒップホップダンスをメインに取り組んでいる。本番に向け腰痛をできるだけ早く改善したいと強く希望している。激しい動きが多いヒップホップダンスは、腰に大きな負担がかかり、痛みが長引くとパフォーマンスに支障をきたす。

関節のゆるさと「腰椎(ようつい)不安症」：鍼灸医学でみる「腎精(じんせい)」不足の影響

関節のゆるさや腰椎不安症は、鍼灸医学では「腎精の不足」によって引き起こされると考える。腎精は骨や関節を支える重要なエネルギーで、これが不足すると関節が不安定になりやすく、腰痛も起こりやすくなる。当院では、全身の緊張を緩め、自律神経を整え、血流を良くする施術を通じて症状の改善を目指している。腰を支える力を強化するためのストレッチや筋トレ、ペットボトルを使用した軽い体操も推奨する。

過去の骨折や「顎関節症(がくかんせつしょう)」の影響：気血の滞りと「血瘀(けつお)」

左足首の骨折や顎関節症があると、気血の流れが滞り「血瘀（血の巡りの悪さ）」が生じ、慢性的な痛みや不調の原因になる。当院では、全身の血流を改善し、自律神経を整えることで、血瘀の解消を図り、症状の軽減を目指している。セルフケアとして、血行を促進するストレッチや体操、食いしばりや顎関節症のセルフマッサージを推奨。

激しいヒップホップダンスと筋肉疲労：「肝血(かんけつ)」と「腎精」消耗による腰痛

ヒップホップダンスのような激しい運動は、体の「気血」を消耗し、「肝血」や「腎精」に負担をかける。肝血は筋肉の働きや栄養に関係するエネルギーで、これが不足すると筋肉が疲労しやすくなり、腰痛を引き起こす。当院では、全身の緊張を和らげ、自律神経を整える施術を行い、腰痛を軽減するケアを提供している。セルフケアとしては、上半身と首の緊張を緩めるストレッチや筋トレ、目と肝臓はつながっているとと考えるため、目元を緩めるケアが効果的である。

本番を目前に控え、腰痛が改善したことで自信を取り戻し、ダンスに集中できるようになった。痛みを気にせず体を動かせる喜びを感じ、「もうダンスで腰を気にせずに楽しめる」と充実した表情で練習と本番に臨んでいると語ってくれた。

当院の鍼灸整体は、細かい可動域の検査で体の状態を観察し、緊張している部分を緩めて血流を良くし、改善に導きます。
※効果には個人差があります。