【慢性腰痛 30代女性】 「慢性腰痛から解放！」ウェイトトレーニングとランニングを楽しめる体へ

2025.02.25

これまでの経過

30代の女性。長時間のデスクワークと仕事のストレスが重なり、慢性的な腰痛に悩んでいた。20代の頃から腰痛があり、2ヶ月前にはぎっくり腰を経験。PMSがひどく、首肩こりや便秘・下痢も繰り返していた。花粉症やアレルギー性鼻炎もあり、体全体の不調を感じていた。

治療経過

3回目：「腰痛の軽減」血流改善と筋肉の緊張緩和

腰痛が少しずつ気にならなくなり、血行不良や筋肉の緊張が和らいできた。日常の動作でも痛みが軽減し、体の適応力が上がっている。

4回目：「ランニング時の腰痛」立ち方と走り方の見直し

30分走ると腰が痛くなる原因は、姿勢の崩れや筋力不足が関係している可能性があった。正しいフォームを意識することで、腰への負担が減少。

8回目：「腰痛の半減」筋力バランスの向上と可動域の改善

腰痛が半減し、体の使い方が改善。インナーマッスルの強化や関節の柔軟性が向上し、腰への負担が軽減された。

11回目：「腰痛10→3」運動後の疲労感の軽減とサポートアイテムの導入

腰痛のレベルが10→3に改善し、運動後の疲労感も減少。腰に巻くベルトを導入し、体幹を安定させることでさらなる負担軽減につながった。

12回目：「筋トレと腰痛」負荷の調整とフォームの見直し

パーソナルトレーニングを週2回取り入れたが、左腰を痛めた。フォームの乱れや負荷のかけすぎが原因だったため、適切な調整を行った。

13回目：「腰痛の回復」前回の負傷からの改善

腰痛が半減し、回復力の向上を実感。適切なケアとトレーニングの継続で、再発防止につながる。

23回目：「ランニング時の腰痛解消」正しいフォームと筋力強化の成果

走っても腰痛が出なくなり、体幹の安定や姿勢の改善が実を結んだ。継続的なトレーニングで、腰への負担をコントロールできるようになった。

所感

この方の慢性腰痛は、「気滞（きたい）」や「瘀血（おけつ）」、「腎虚（じんきょ）」が主な原因と考えられる。

– 気滞（きたい）：ストレスなどで気（エネルギー）の巡りが悪くなり、筋肉がこわばったり、痛みが出やすくなる状態

– 瘀血（おけつ）：血流が悪く、体の一部に滞りができ、コリや痛みが長引く状態

– 腎虚（じんきょ）：体の土台となる力（生命力）が弱まり、腰の不調や冷え、疲れが出やすくなる状態

長時間のデスクワークやストレスによって、気（エネルギー）や血の巡りが悪くなり、筋肉が緊張しやすい状態になっていた。また、腎（じん）は腰と深く関係し、体を支える力にも影響を与えるため、その働きが弱まると腰痛が起こりやすくなる。特に、ぎっくり腰を経験していることから、腎虚による腰の弱りが背景にあった可能性が高い。

当院の鍼灸整体治療では、体の緊張をゆるめて首や股関節の動きを良くし、血流の滞りを解消し、全身の循環を改善するアプローチを行った。さらに、体のエネルギーを補うツボを使うことで、腰の安定感を高め、痛みの再発を防ぐ施術を組み込んだ。また、胃腸の働きが弱まると血の巡りにも影響が出るため、便秘や下痢などの不調にも対応し、体全体のバランスを整えた。結果的に、腰痛だけでなく、PMSや消化機能の改善にもつながった。

施術を重ねることで、「気（エネルギー）と血の巡りが改善し、筋肉の緊張が和らぎ、体を支える力が補充される」という流れができ、痛みの軽減が見られた。さらに、姿勢やトレーニングの調整を行うことで、腰痛が再発しにくい状態へと移行した。23回目の施術では、ランニング時の腰痛が消え、身体の使い方が大きく改善されたことがわかる。

鍼灸医学では、痛みを「腰だけの問題」としてではなく、全身のバランスの乱れとして捉える。特に、慢性腰痛は「体を支える力」「血の巡り」「ストレスによる影響」が関係することが多く、それぞれを整えることで、腰痛の根本的な改善につながる。この方のように、適切なケアと継続的な施術により、運動を楽しめる身体を取り戻すことが可能だ。

施術を続ける中で、患者自身も体の変化を実感し、「以前はランニング後に必ず腰が重くなっていたのに、今は気持ちよく走れるようになった」と喜びの声をいただいた。さらに、仕事中も腰の痛みを気にすることが減り、集中力が増したとのこと。

また、生理の悩みも改善し、「今まで10日間ダラダラ続いていた生理が、気づいたらスムーズに終わるようになっていた」とのこと。腰痛の改善とともに、体全体のバランスが整ったことで、ホルモンバランスにも良い影響があった。好きな運動を再び楽しめるようになり、日常生活にも前向きな変化が生まれた。

当院の鍼灸整体は、細かい可動域の検査で体の状態を観察し、緊張している部分を緩めて血流を良くし、改善に導く。
※効果には個人差がある。