【妊活不妊鍼灸整体30代女性症例】寝る前のスマホをやめて眼精疲労解消、全身の不調改善で妊娠
これまでの経過
結婚後2年間タイミング法を試みる。
その後、不妊治療の病院へ通院し始め、4回人工授精を試みるが授からず。
慢性的な肩こりがある。
3年前に寝違えで首を痛めてから、首の右側の痛みが続いている。
体外受精にステップアップする際、鍼治療が良いと聞き来院した。
治療経過
1回目
当院独自の施術前の検査法を実施したところ、確かに首の緊張も強かったのだが、右の肘関節の強い張りが顕著に出ていた。聞くと6年前に骨折した経験があるとのこと。首の右側の痛みは、右腕の肘が緊張していることにより、肩関節、そして首へ緊張が波及したものと推測する。
また、仕事でのPC作業や寝る前のスマホ操作による眼精疲労もあった。首や肘を中心に全身を緩めるとともに、眼精疲労を軽減するために寝る二時間前からスマホの画面を見ないよう指導した。
2回目
肘の緊張は整体と鍼で初回より緩み始めた。首の緊張は治療後は良くなるが数日で戻ってしまう。寝る前にスマホを見ないようにするのが難しいとのこと。
また、転職を考えているためか、ストレス等で股関節周りの緊張も強くなっていた。
6回目
股関節の緊張が緩み始める。首の緊張はまだ変わらず戻ってしまう。2週間多忙が続くと聞き、眼精疲労だけ注意するよう伝えた。
7回目
前回の施術以降、夜にスマホの電源を切り、操作しない習慣を心がけたとのこと。首の緊張が緩んだ状態を保てるようになっていた。全体的に身体が軽くなったと実感される。
9回目
身体が緩み、首や肩の痛みが改善されたタイミングで移植を実施。移植直後はストレスと緊張により股関節の可動域が狭く、突っ張った状態になっていた。整体と鍼灸で緊張をゆるめた。
10回目
陽性判定が出る。やはりストレスで股関節の緊張が出やすいため、着床後も定期的に鍼灸整体治療で全身を緩めていく。
29回目
病院での検査で逆子と診断。お灸による逆子治療を実施。1週間後に治っていたと連絡が来る。
33回目
また逆子になってしまったと相談される。確認すると夏で暑い日が続き、氷の入った冷たい飲み物を飲むことが多かった。母体(特に下腹部や足元)が冷えると、赤ちゃんは温かさを求めるのか上へ頭部を持っていこうとし、逆子になる傾向がある(子宮が冷えによって硬くなり、収縮することで内部が狭くなるため、逆子になりやすいという説もある)。お灸を行うと同時に、零度以下の飲食物は取らないよう指導した。
その後
次の逆子検診で治ったことを確認。その後無事に出産を迎えた。
所感
首の右側の痛みは3年前の寝違えがきっかけだった可能性がある。特に慢性的に右肘が曲がった状態で緊張して固まっていた。さらに無意識に肩を引き上げていたため、首の筋肉が張り、痛みが出やすい状態になっていた。骨折や怪我をすると、どうしてもその部位は緊張し、流れが滞って冷えや関節が固まって動きが悪くなったりする。全身の筋肉は互いに影響し合い繋がっているため、原因とは別の場所に痛みが出ることがしばしばある。そのため、当院では独自の施術前の検査法(70項目以上に及ぶ)で全身を確認した上で、全身治療を行っている。
眼精疲労も首の緊張を引き起こす大きな原因の1つだ。首の後ろにある小さい筋肉の集まり「後頭下筋群」は首や頭が目の動きと連動して動くのを制御している。目を動かす頻度が多ければ首の後ろは緊張し、硬く突っ張るようになる。首の後ろは自律神経が走行している大切な場所だ。首の緊張による自律神経の乱れは不妊の原因1つとされている。
東洋医学ではツボとツボを結ぶ線路のような気の流れが全身を巡っていると考える。小腸経、大腸経、三焦経などは手の指の先から出て肘、肩を通り首に繋がっているし、目の周りから伸びる膀胱経、胆経、胃経などの流れはいずれも首を通ってから足元まで繋がっている。これにより、肘を治療することで首肩の不調を取り除けるし、目にアプローチすることで首の筋肉を緩められるとも言える。
不妊鍼灸だからといって、子宮周りに鍼を打って、おしまいという訳にはいかない。全身を診て、整体や鍼灸で全身を施術することで、妊娠しやすい健康的な体に変化させることが、不妊鍼灸では重要だ。
※効果には個人差があります。
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