【妊活不妊鍼灸整体30代女性症例】眠れない…20年間悩んでた不眠症が不妊の原因!?睡眠の質を良くして妊娠

2024.12.18

これまでの妊活の経過

1年半前から体外受精に取り組み始めたが授からない。
半年前に1度妊娠判定で陽性が出たが、その後流産。
学生の頃から寝つきが悪い状態が続いている。（最初は学校のストレスが原因だった）
常に頭が重く、週に1回はこめかみを締め付けられるような頭痛がある。
肩こりも同じ頃から慢性的に続いている。

 

1回目　足の親指を見れば肝臓の疲労がわかる

当院独自の施術前の検査法を実施したところ、右足の親指の長さが左に比べて長かった。これは重心が右に傾き、体の水分が右側に寄ることで右足が浮腫んでいると言える。これは日々のストレスや薬の影響で肝臓が疲れていると見られる所見だ。これを放置していると、健康診断で肝臓の数値が高くなってしまうことがある。
また、首の後ろ（頭頸関節）の緊張も強く出ていた。首の後ろにある小さい筋肉の集まり「後頭下筋群」は首や頭が目の動きと連動して動くのを制御している。目を動かす頻度（眼精疲労）が多ければ首の後ろは緊張し、硬く突っ張るようになる。
施術で首（頭頸関節）の緊張をほぐしたところ、気血の巡りが良くなり、足の親指の左右差がなくなった。これを保てるように、目元を温めることで首の緊張を取るようなセルフケアをアドバイス。

 

2回目　頭痛や不眠症などの自律神経症状は首の緊張が原因

前回の施術後に首肩の重だるさが1日続いたとのこと。慢性的に緊張が続いていた箇所が急に緩むと、一時的にだるさや痛みが出ることがある。これを好転反応と言って、良くなる過程で出る反応だ。
その後は頭が軽くなり、眠りやすくなったと喜んでいた。頭痛も出ていない。
なかなか寝つけない（不眠症）は自律神経の乱れが大きく関わっている。自律神経は首の後ろを通っている。首（頭頸関節）の緊張が長く続けば自律神経も乱れてくる。本来、眠る時には副交感神経が優位に働き、体がリラックスした状態になる。しかし、自律神経が乱れると、寝る時まで興奮状態が続き、眠れなくなってしまう。
つまり首（頭頸関節）の緊張を取ることで、不眠症状は徐々になくなっていく。

 

3回目　妊活中はサウナNG!?控えた方が良い理由

寝つきも良くなり、頭痛もなくなった。しかし右肩の痛みと目の乾きが続いていると訴える。聞けば毎日ジムでサウナに入っているとのこと。
目が乾くということはサウナで必要以上に汗をかいてしまっていると予想する。汗は体内の水分から作られる。同じく血液も水分から作られている。その為、妊活中の女性にとって血液不足につながるような汗のかき方は望ましくない。
サウナによる水分不足の時は以下のような症状が出る。
・目が乾く
・膝などの関節が痛む
・腰痛が出やすい
・皮膚が乾燥する

これらの症状が出る場合は妊活中でなくてもやり過ぎ注意だ。特に妊活中の場合はサウナではなく、適度な運動で汗をかくことの方をお勧めする。
目の乾きについてはサウナを極力控えてもらい、様子を見る。
続いて右肩の痛み。独自の検査法を実施したところ、首は緩んできているが右肘の緊張がなかなか取れていないことがわかった。肘を緩めることを中心に全身の施術を行う。

 

4回目　鍼灸整体で着床（妊娠）の確率を上げる

残っていた右肩の痛みが消失。目の乾きもサウナを辞めたら治ったと本人談。
引き続き首の緊張を中心に全身を緩め、気血の巡りを良くして次回の移植に向けて体をつくっていく。

 

15回目　緊張も症状もない健康な状態＝妊娠しやすい

移植の前日に来院。独自の施術前の検査法を実施したところ、首（頭頸関節）がスムーズに動き、緊張がほぼ取れていた。寝つきも良く、頭痛も起きてないと言う。

 

その後　着床・妊娠

当院に通い始めてから初めての移植後、着床（妊娠陽性）判定。 移植の緊張や不安からか、首（頭頸関節）がまた少し硬くなっていたため、引き続き全身調整を行なっていく。

 

所感

眠れない・途中で起きる（不眠症）は不妊の原因

妊活中の女性の中には、不眠症で悩んでいる人が非常に多く、不眠症を改善することで妊娠したり、卵の質が良くなる事例をこの10年で多く見てきた。
不眠症は病院に行くと睡眠薬を処方され、強制的に眠るようになるだけ（質の良い睡眠とは言えない）だが、鍼灸整体では首の緊張にアプローチすることで根本的な治療が可能である。

睡眠不足はホルモンバランスの乱れを引き起こし、排卵や卵子の質に悪影響を及ぼす可能性がある。
寝ている時に分泌されるメラトニンは抗酸化作用によって卵子の質を上げるといわれている。睡眠不足が続けばメラトニンの分泌量も減ってしまう。また、睡眠不足によって日内リズムが変動すると、生殖機能に関わるホルモンを分泌する脳の下垂体の働きが悪くなる。
つまり不眠症を引き起こす原因になっている首（頭頸関節）の緊張を鍼灸整体で改善することで、妊娠する確率が上がると言える。

 

不妊鍼灸で着床率（妊娠率）を上げる

不妊鍼灸だからといって、子宮周りに鍼をして終わりという訳にはいかない。生殖機能を行うホルモンや、子宮と卵に必要な栄養、これらを運ぶのが血液の仕事だ。日頃から血流を良くしておくことが妊活をする上で非常に重要になってくる。だからこそ、当院では独自の検査法を用いて体を細かく観察し、どこに滞りの原因があるのかを探っていく。一人一人に合わせたオーダーメイドな全身治療を行うことで、なかなか授からなかったのに妊娠しました！と喜びの声をいただいている。

 

現代には「妊娠率を上げる薬」は存在しない。大事なのは母体の健康で、そこにアプローチできるのが鍼灸整体だと、日本橋アートクリニックと新橋夢クリニックの理事長、寺元章吉先生（加藤レディスクリニック（KLC）の創設者、加藤修先生の弟子）も仰られていた。
鍼灸整体治療を受けて、自身の体の変化を感じて欲しい。

 

→ 不妊鍼灸整体治療 コウノトリ治療

 

※効果には個人差があります。