男性更年期障害の原因と改善策。男性不妊との関係は？

2020.07.02

先日デパートに行った時の話です。

エレベーターの中年の男性方が会話していました。

「最近なんだか、疲れがなかなか抜けなくてね〜。」「あっ○○さんも！いやぁー私もです。私も体が何か変でして、病院に行ったんですが、ホルモンバランスがどうこうって説明してもらったんだけど全然良くならないんですよ。」

私の耳はダンボになってしまっていました。

それが重大な疾患の予兆であることも…。

男性更年期障害とは

更年期障害といえば女性の悩みと思いがちですが、いまや「男性更年期障害」も広く認知されつつあります。

女性の更年期は閉経期を挟んだ数年間であるのが一般的なのに対し、男性更年期障害は概ね３０歳以降、６０代、７０代でも発症の可能性があります。

しかも女性より長期間つらい思いをすることもあるのです。

男性更年期障害の原因

直接の原因は男性ホルモンである、テストステロンが加齢や生活習慣に伴って低下することです。

東洋医学的にみると、男性は８の倍数で体質が変化すると言われといます。

本来８×５＝４０歳で男性ホルモンが低下し始め、４８歳で老化がはじまります。

しかし近年では、ストレスや食生活の欧米化、夜型の生活、運動不足などの理由から、もっと早い年齢から老化が始まるようになってきています。

また、整体的にみると、右肩が下がっているとストレスが多分にかかっていると考えます。

身体の右側には肝臓があります。ストレスが長期間かかることで、肝臓に負担がかかり右側をかばう姿勢をとります。

ですので、右肩が極端に下がっている方は注意が必要です。

ストレスは男性にとって、性欲の減少や精子数の減少、精子の運動率の低下につながります。

男性更年期障害の症状

精神症状

発汗、動悸、痺れ、立ちくらみ、耳鳴り、めまい、偏頭痛、朝がつらい、不眠、睡眠障害、ホットフラッシュ（のぼせ、ほてり、発汗）、躁うつ感、無気力、性欲の減退、疲労感、集中力・記憶力の低下、食欲不振、 不安感、イライラ、怒りっぽい。

身体症状

筋力低下・筋肉痛、疲労、ほてり・発汗、頭痛・めまい・耳鳴り、性機能低下、頻尿、EDいわゆる「朝立ち」の消失。

その他の症状

腹痛、下痢、便秘、手足や顔のむくみなど。

男性更年期障害の改善方法

男性更年期障害のまとめ

男性更年期障害は長らく老化の一環とみなされ、「もうトシだから」のひとことで済まされてきました。

日本では高齢化社会の到来に伴い、２１世紀に入ってから診療対象となったのです。

人生１００年時代を生き生きと元気に楽しく過ごすためにも、早めの改善が大切です！

男性ホルモンの減少は、鍼灸整体治療や生活習慣の見直しで改善できます。

男性更年期から脱却し、人生を謳歌しましょう。