イライラの原因を東洋医学的にみる。解消方法もお伝えします!
「ついついイライラしちゃうなぁ。。。」「最近怒りっぽいなー。」という人って結構多いと思います。
私だけかな?と思っている方、そうではないので、安心して下さい。
イライラするのは、生まれもった性格だからと落ち込まないで下さい。
イライラは〝肝〟のせいです。
今回は、イライラの原因〝肝〟とは?解消方法についてです。
イライラの原因、〝肝〟とは?
もともと東洋医学には、自然界の森羅万象を「木」「火」「土」「金」「水」の自然界の代表的な5つに分類した哲学があります。
この哲学を人間のカラダに応用して、同じようにカラダを大きく5つに分類しました。
これを、「五臓」と言います。
「五臓」は、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の5つに分かれます。
臓器とは異なった考えで、似て非なるものです。
イライラの原因の〝肝〟は、この東洋医学の〝肝〟になります。
〝肝〟の特徴
肝の主な働きは、気・血・津液の巡りをコントロールすることです。特に気と血の巡りに強く関係しています。
これらの流れを調節するはたらきを疏泄(そせつ)と呼びます。
肝の気は上昇性があります。
それ以外にも、肝は血を身体に溜めたり、精神状態の安定化にも貢献しています。
・肝は筋を主(つかさど)り、その華は爪に在り
肝には造血作用があり、肝にストックした血が筋膜や筋腱を養うことで、正常な運動を行うことができます。
また爪は筋餘(きんよ)すなわち筋の余りであるため、肝血によって滋養されまます。
過度の運動により肝血が不足すると、筋を養うことができなくなるため、筋肉痛や筋肉の痙攣が起こります。
加齢や月経などで肝血が不足すると、爪を滋養できなくなり、爪が白っぽくなってすじが入ったり、割れやすくなったりします。
・肝は目に開竅(かいきょう)する
肝の経絡は目に通じ、肝血が目を滋養することで、目は正常に機能することができます。
加齢や食餌の不摂生、女性では月経、妊娠、授乳などで肝血が不足すると、かすみ目や視力低下が起こります。
また長時間パソコンやスマホを使うなど目の酷使は肝血を消耗してしまいます。
・肝は怒を主る
肝は怒りの感情と密接な関係があります。
激しい怒りを感じると、気や血などが人体上部に逆流し、顔面紅潮、目の充血、頭痛、めまい、体の震え、胸や脇の脹った痛みなどが現れます。
長期にわたる怒りや過度の怒りは、肝の機能失調を引き起こす原因になります。
〝肝〟の異常
肝の代表的な異常で、「肝気鬱血」があります。
肝は五臓六腑のなかでも、精神的なストレスの影響を受けやすいのです。
強いストレスを継続的に受け続けると、肝の気や血を巡らすはたらきである疏泄がうまく行かなくなってしまいます。
肝気鬱結の具体的な症状としては、
イライラ感や気分の落ち込み、過度な緊張、ヒステリー、喉のつまり感、胸苦しさ、腹部の張り感、といった症状が現れやすくなります。
また、首こり、肩こり、頭痛、めまい、PMS、不妊、婦人科疾患などとも非常に強く関わります。
感情的にイライラするから肝が病み、肝が病むから余計イライラしやすくなる。
まさに、悪循環です。
パソコン・スマホはイライラを助長する行動
現代人に多い、パソコン・スマホの見過ぎは、目を酷使し眼精疲労を起こします。
長期間の眼精疲労は、肝血不足に陥り、イライラを助長させてしまうのです。
たまには、パソコンやスマホを封印する日を作ることをお勧めします。
渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院に来院している患者さんにも、眼精疲労についてはかなり指導します。
肩こり、首こり、頭痛、婦人科疾患、不妊の症状の方にはとくに使い方の改善が必要です。
イライラの改善策
イライラの原因〝肝〟のまとめ
人の体は非常に感情に左右されやすいです。
必ず病気になる数年前から、何かしらのサインがあります。転職、死別、ケンカ、などなど。
イライラしないような思考を持つこともとても大切です。
我慢するのと体に蓄積されているので、鍼灸整体で発散してみませんか?
体がゆるみ、優しい気持ちになり、心も身体もほっこりします。
【東京都渋谷区渋谷駅の鍼灸整体ふくもと治療院】
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