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【不妊治療・婦人科疾患】ホルモン剤と体重増加の関係

不妊治療や生理不順、婦人科系の病気を治療するためにホルモン剤が処方されることがあります。

はじめて処方されるときは、どんな薬なのか不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

また、「不妊治療を始めてから体重が増えてしまった。」という声もたくさん聞きます。

今回はそんな不安を払拭するために、ホルモン剤の種類や副作用などもお伝えいたします。

不妊治療や婦人科系のホルモン剤とは?

ホルモン剤とは、体内で分泌されているホルモンを合成し、医療用の製剤にしたものです。

適切なタイミングで使うことで、体内で不足しているホルモンの作用を補うことができます。

女性ホルモンを直接補うホルモン剤として、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。

また主に不妊治療で、女性ホルモンの産生や分泌を間接的に助けるホルモン剤が使われることもあります。

FSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)やGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)があります。

不妊治療では、排卵をサポートする「排卵誘発剤」や、採卵したあとに黄体ホルモンを補う「黄体ホルモン製剤」を併用することが多くあります。

排卵誘発剤では、クロミッド、セキソビット、hMG、hCGなど。

黄体ホルモン剤では、デュファストン、ルトラールなどがあります。

生理不順や月経前症候群(PMS)の時によく出されるホルモン剤は、低用量ピルです。

婦人科疾患のホルモン剤の副作用

エストロゲン(卵胞ホルモン)・・・浮腫み、乳房の張り、吐き気、腹部膨満感など

プロゲステロン(黄体ホルモン)・・・浮腫み、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐など

排卵誘発剤(クロミフェン、クロミッド、hMG、ゴナドトロピンなど)・・・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)といい、卵巣がはれたり、腹水や胸水がたまったりするなどの症状が起こります。酷い時には尿が出ない、息がしづらいこともあります。とくに、注射による排卵誘発剤の使用は、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発症が高くなる傾向にあります

低用量ピル・・・浮腫み、血栓症、悪心、嘔気など

渋谷にある鍼灸整体、ふくもと治療院の不妊治療中の体重増加の症例

 
35歳不妊治療歴2年。不妊治療クリニックにてホルモン剤治療をはじめてから1年で10キロ太り、体外受精をするも妊娠に至っていません。と妹さんのご紹介で来院しました。
 
お話を伺うと、かなりホルモン剤を多用するクリニックに通院されていたようです。
 
「不妊治療を始めてから、体調も悪いし、体重もかなり増えてしまい、しばらくクリニックはお休みして、ふくもと治療院で身体を整えたい。」と話してくれました。
 
2週に一回のペースで来院して頂き、鍼灸整体治療していきました。ホームケアとして、お灸なども取り入れて頂きました。
 
慢性的にあった肩こり、頭痛の症状も取れ、身体の可動域も広がり(上記の写真)、体重も半年でマイナス8キロ。
 
その後、自然周期の体外受精で妊娠し、今は立派にお母さんをしていらっしゃいます。
 
ふくもと治療院に来る前は、日頃の生活習慣から体重が増えているのだと自己嫌悪に陥ることもあったと言います。
 
しかし、クリニックをお休みしてホルモン剤を飲まなくなってから、体重は見る見るうちに落ちていき、身体も心も軽くなり驚いていらっしゃいました。
 

ホルモン剤と体重増加の東洋医学的見解

 
東洋医学でも、薬の長期使用や薬を多用することによる肝臓への負担を考えます。
 
「肝」というのは字のごとく肝臓を想像してしまいがちですが、東洋医学では「肝は血(けつ)を蔵(ぞう)す」という言葉があります。
 
これはつまり「肝」と「血」が密接な関係にあるということです。「血」は筋肉を動かすのにとても大事な要素です。
 
西洋医学においても「血液」は様々な栄養や酸素を運ぶ役割をしています。
 
ですので、「肝虚」になると「血」が不足するので疲労がなかなか抜けなかったり疲れやすくなったしまいます。
 
また肝臓に負担がかかると「肝虚」や「腎虚」の状態に陥ります。
 
「肝虚」や「腎虚」は、新陳代謝が落ち、身体の水捌けが悪くなります。症状としては、浮腫みや体重増加、めまい、立ちくらみ、爪や肌の荒れ、抜け毛、手足のだるさ、腰痛などです。
 

おわりに

大切なことは、どのような副作用が起こる可能性があるのかを知り、服用中に気になることがあったらすみやかに医師に相談することです。

処方時には薬についての説明をよく聞き、薬の説明書をもらったら必ず目を通しましょう。

昨今の不妊治療クリニックは希望者が多く、処方している薬の説明に時間が避けないこともあるように思います。

また医師は、副作用よりも、薬の効果のほうが大きいと考えて、体重維持の具体的な対策について、患者さんにお伝えしていないかもしれません。

不妊治療はしっかり体と向き合って進めていくものなので、どんな些細な不安でも相談し解決することが大切です。

ホルモン剤に限らず、漢方などの薬にも副作用は必ずあります。ただ、身体は人それぞれ違うので、「副作用が出る人」「副作用が出ない人」と違いがあるのです。

妊活中の体重増加も、自分の生活習慣が悪いからと悲観するのではなく、自分の身体の声をよく聞き、対処することが大事です。

不妊治療中の身体の不調などでお困りの方は、一度、渋谷にある鍼灸整体ふくもと治療院にご連絡ください!

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Author Profile

福本晋平
福本晋平[東京都渋谷区渋谷駅の鍼灸整体院]ふくもと治療院院長
【鍼灸師】母の病をきっかけに治療家として鍼灸医学自然療法の道を志す。
最高の鍼灸を追求しようと日本各地、中国、韓国に渡る。
5年間の住込み修業を経て、姿勢・歪み治療専門の鍼灸整体院を渋谷桜丘町南平台そばに開院。
全国、海外から訪れる方の鍼灸治療に従事 不妊症、逆子など妊婦さんの鍼灸治療も行う。
「身体の癖・歪みを改善に導くことで自然治癒力を最大限引き出す」

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