足の冷えを3つのポイントで撃退!
ふくもと治療院にいらっしゃる、初診患者さんの問診をしていると、「私はとっても冷え性で、靴下を何枚履いても、お風呂に長く浸かっても、何をしても足が温かくならないんです。」といった話をされることがあります。
足の冷えている方、多いですよね。
なぜ足を散々温めているはずなのに、温まらないのでしょうか。
多くは、『内側から冷えているから』です。
足が冷えている人というのは、冷房が控えめの場所にいようが、夏の暑い日だろうが、冷えているものです。
つまり、外側から冷やしているから足も冷えてしまったわけではないのです。
冬場であれば、ある程度足先が冷たくなるのは仕方がないことです。
ただ、気温のせいで一時的に冷たくなる程度でおさまらず、足の先端が四六時中冷えっぱなしになっているのであれば、それは『冷え性』の症状です。
原因は、東洋医学的にみると「気の流れが滞っている」「身体を温めるための気が不足している」ことによると考えられます。
それに対してどのような改善策があるのでしょうか。
ここでは、具体的な対処法についてご紹介したいと思います。
身体を温める働きのある『気』とはなんなのか?
『気』は、エネルギーのようなものです。
エネルギーは、エネルギーを必要とされるところに集まりやすい性質があります。
現代人は、デスクワークの急増や交通インフラの発達により、昔と比べて足を使う機会が大幅に減りました。
足にエネルギーが必要とされる機会が減り、逆に目や頭を使う機会は増える一方なので、全身をめぐる気は上半身に集まり、下半身には足りなくなります。
そして『気』には、身体を温める働きもあるので、足りなくなったところは冷える傾向にあると言えます。
3つの冷え対策ポイント!
①下半身を動かす
現代人はデスクワークの方が本当に多いです。コロナ渦でリモートワークをしている方も増えたと思います。
パソコンに向かい仕事をしていると、疲労感を感じることありませんか?デスクワーク中心の仕事はほとんど動いていなくても疲れるほど、体に大きな負担をかけてしまいます。
体に負担をかけないオフィスワークの新しいやり方が、座り作業を立ち作業に切り替えるスタンディングワークです。
長時間座ったままの姿勢でいると運動不足により下半身の筋肉が衰えやすく、特に第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎがほとんど動きません。
座りすぎの問題点は、このように下半身を中心に血行が悪くなることです。座る時間が長いと、糖尿病や動脈硬化を招いて脳梗塞や心臓病などのリスクも高まるという研究結果も出ています。
海外の企業ではすでに、スタンディングワークを取り入れているところが多く、近年では国内の会社も採用する職場が増えています。
スタンディングワークを行うことで、仕事中の座る時間を減らし、下半身の『気』の巡りを促します。
②身体を温める食事
東洋医学では、体を温める食べ物を「陽」の食べ物、体を冷やす食べ物を「陰」の食べ物と区別しています。
身体を温める「陽」の食品ポイントは、『冬が旬』『地中で育つ』『色が黒や赤』『発酵食品』です。
逆に身体を冷やす傾向の食事は、乳製品や夏が旬の食べ物です。もちろん、氷が沢山入った飲み物やアイスを日常的にとることも身体を冷やします。
食事については、以前に書いたブログに詳しく載っています。
https://fukumoto-physio-tokyo.com/blog/3752
③ストレスの発散
足の冷えと一見関係が無さそうですが、ストレスの発散はとても重要です。
ストレスが溜まると、身体の『気』の流れは滞ります。
もの凄くイライラした時に、頭や顔は熱いのに足元がつーんと冷える感覚になった方もいるのではないでしょうか。
これがまさに、『気』の上逆による下半身の冷えです。
カラオケでも友達と話すでも、何でもいいのです。気晴らしは大切です。
最後に
足だけでも十分につらい「冷え」ですが、冷えの悪影響は足だけではありません。
たとえば、足が冷えることで体内の『気』のバランスが崩れ、上半身、特に頭がボーっとする「のぼせ」や「ほてり」が起こり、ひどいと頭痛が起こりやすくなります。
さらに女性の場合、冷えによるトラブルの多くは婦人科系の症状となって現れる傾向が見られます。
冷えから起こる血流の悪化(もしくは血流が悪化することで招いた冷え)によって、月経不順や月経痛、不妊などの症状が起こりやすくなります。
また、長期に渡り冷えが続くことで、ホルモンバランスの乱れも生じやすくなり、若い人でも更年期のような症状が出やすくなることもあるのです。
『冷えは万病の元』と昔からいわれている通り、放っておくと病気へと発展してしまうこともあります。
もしもあなたが、「外から温めても足が温まらない」と悩んでいたとしたら。
一度騙されたと思って3つのポイントを実践してみて下さい!
少しの時間でできる冷え対策を行って、少しずつでも改善を図るようにしましょう。
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