【妊活不妊鍼灸整体40代女性症例】最後にもう1回だけ…不妊鍼灸で体を作ってから最後のチャレンジで妊娠！

2024.08.28

これまでの経過

約2年間妊活を続けてきたが、なかなか授からない。
タイミング法から始め、人工授精、体外受精と、やれることはやってきた。
→タイミング法って？
→体外受精って？
体外受精では胚盤胞になりにくく、なったとしても着床しなかった。
「今後は、体外受精を最後にもう1回だけチャレンジしてみようと思っている」と話していた。

治療経過

1回目

当院独自の施術前の検査法を実施したところ、首の緊張が強く出ていた。聞けば20年前から首こりを感じており、マッサージ店に通っていたことも。
ぎっくり腰になった経験もあるとのことで、腰の筋肉も張っていた。
右に重心が傾いており、左右の足の親指の長さを確認すると右足の方が長い。骨の歪みではなく、右足の方が浮腫んでいるために長くなっている。
また、手足の冷えや便秘といった症状もあった。
これらの不調が改善されるまで、病院での不妊治療を一旦お休みし、当院独自の不妊鍼灸治療による体の改善をしていく。

2回目

首や腰の緊張はまだ出ているが、顕著にみられた足の親指の長さは整っていた。

4回目

首の針金のようなピンっと張った緊張が緩み始める。

17回目

首の緊張がほとんどなくなったため、体外受精を再開することに。

20回目

無事に採卵ができ、1つが胚盤胞へと成長。採卵時も首や体が緊張しやすいため、不妊鍼灸も継続して行う。

23回目

移植後の検査結果。「初めて陽性判定が出ました！」と笑顔で話してくれた。

所感

不妊症で悩んでいる人の中で、首の緊張が強い方が圧倒的に多い。
これは10年渋谷で施術を行い、何万人という症例を見てきた経験から言える。
首は脳から全身へつながる神経が通る場所である。首周辺の筋肉群が硬く緊張すると、自律神経が乱れ、全身の血流が悪くなる。その結果手足の冷えや便秘といった症状が現れる。東洋医学ではこの滞りを「血瘀（けつお）」や「気滞（きたい）」と表現するが、いずれも生殖機能の低下につながる状態だ。

また、最初に足の親指の長さを比べた時、右足の方がわずかに長くなっていた。これは重心が右側に寄り、体が傾いている為だ。体の約6割は水分でできているが、右に傾いた状態が続くと水分が右側に多く溜まり、足が浮腫む。その結果、足の長さに左右差が生まれる。
ではなぜ右に傾いていたかというと、肝機能の疲弊が理由として考えられる。体外受精のために薬を多用していた。肝臓は薬を分解し処理する働きがある。また、東洋医学ではストレスも肝臓に影響を及ぼすとされている。薬品による疲れと、なかなか授からないストレスが重なって、肝機能に負荷がかかっていたと推測。肝臓は腹部の右側にある臓器だ。よって肝臓が疲れると無意識に右に傾きやすい。これを放置していると、肩、腰、膝、足首などの関節に炎症が出て痛むようになる。その前に左右のバランスを整えておくことが大切だ。

このような体の不調を取り除き、身体が健康的になると、妊娠する可能性はグッと高くなる。

以前、加藤レディスクリニック（KLC）の創設者、加藤修先生の弟子である、日本橋アートクリニックと新橋夢クリニックの理事長、寺元章吉先生とお話をさせてもらう機会があった。
長年に渡り不妊治療に携わってきた医師は、私にこう熱く語ってくれた。
「日本ならではの生殖医療。それは東洋と西洋とがコラボして行うこと」
「鍼灸は効く。私も日常的に受けている」
「身体がボロボロの人には半年間鍼灸治療受けてくるように伝えている」

今回のように、不妊治療を始めたがなかなか授からず、他に何かできることはないかと悩んで当院に来院する方が多い。西洋医療の技術が介入することで妊娠の確率を上げることは出来るかもしれない。だが、胚盤胞まで育った卵子をその後、子宮内で育み出産するまでの過程で最も大事なのは、母体の健康である。妊娠しやすい健康的な母体にすることは、今の医療（薬など）では難しいと、KLCの加藤先生も先日の情熱大陸のインタビューで語っていた。

「妊娠しやすい健康的な母体にする、これは不妊鍼灸の真骨頂である」

ただし、頭から足先まで丁寧に観察し、施術し効果を体感しないと変化は何も起こらない。変化がない人は行動して、変化を身体に起こしてほしい。
不妊の原因もないのになかなか授からない…と悩んでいる方はぜひ1度ご自身の体と向き合って欲しい。
私たちにできることがあれば、全身全霊でお手伝いする。
→ 不妊鍼灸整体治療 コウノトリ治療

 

※効果には個人差があります。