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【花粉症・首肩こり 40代男性】花粉症が治らないのはアイスのせい?ジビエと冷飲食の影響とは

これまでの経過

20年来の花粉症と、10年前からの朝の吐き気に加え、慢性的な首肩こりにも悩まされていた。ストレスの影響で自律神経が乱れ、症状が悪化している。特に、長時間のデスクワークによる姿勢不良が首肩こりを助長し、血流の滞りが免疫機能の低下につながっていた。

さらに、この方は毎年夏になるとアイスを毎日食べる習慣があった。これにより「脾」が冷え、消化機能が低下。免疫バランスが崩れ、花粉症悪化につながっていたと考えられる。

治療経過

1回目:「脳疲労」と「集中力低下」 血流の悪化による影響

首肩の緊張が強く、特に首こり・肩こりが目立つ。これにより「脳疲労」「集中力低下」の症状が見られた。また、足の左右差もあり、全身のバランスの崩れが血流の滞りを招いていた。

2回目:「血流改善」で自律神経が安定、緊張が軽減

首肩の緊張が和らぎ、足の左右差も解消。血流の改善により自律神経が安定し、「睡眠の質向上」「疲労回復」にもつながった。

4回目:「食事とアレルギー反応」 ジビエで花粉症・皮膚炎が悪化

ジビエ料理を食べた後、花粉症と皮膚炎が悪化。鍼灸医学では、ジビエ(シカ肉・イノシシ肉)は血流を促し、体を温める作用が強い。炎症がある状態で摂取すると、症状が悪化しやすいため、食事選びが重要。

5回目:「眼精疲労」や「ドライアイ」 目の奥の痛みが半減

首肩こりの改善により、目の血流も良くなり、眼精疲労や目の奥の違和感が軽減。PC作業やスマホの使用が影響していたため、生活習慣の見直しも併せて指導。

6回目:「免疫バランスの改善」 花粉症の症状が治まる

花粉症の症状が治まり、免疫バランスが整ったと考えられる。「腸内環境の改善」「自律神経の安定」が影響しており、継続的なケアでさらなる体質改善が期待できる。

所感

夏に冷たいものを摂ると花粉症が悪化しやすい理由

鍼灸医学では、「脾」は消化吸収を司り、「肺」は免疫機能に関与している。夏に冷たいものを摂りすぎると、「脾」が弱まり、免疫が乱れやすくなる。特に、毎日アイスを食べていたことで「湿邪」(しつじゃ)が体内に蓄積し、花粉症が悪化するリスクが高まっていたと考えられる。

「湿邪」とは、体に余分な水分が溜まり、巡りを悪くする要因のこと。 冷たいものを摂りすぎると消化機能が低下し、水分代謝が滞る。これにより、体内が「ジメジメ」した状態になり、鼻水・むくみ・倦怠感などの症状が出やすくなる。 湿邪が蓄積すると免疫が乱れ、花粉症の悪化につながるのだ。

「脾」が弱ると「肺」の防御力も低下し、花粉症の症状がひどくなりやすい体質へと変化してしまう。

炎症がある状態でジビエを食べたことで花粉症が悪化

この方は、4回目の施術後にジビエ料理を食べた後、花粉症と皮膚炎が悪化。

花粉症は炎症反応によって症状が出る。すでに炎症が起きている状態で、さらに「熱量の高いジビエ」を摂取したことで、火に油を注ぐように症状が悪化したと考えられる。

本来、ジビエはエネルギー不足の人には適した食材だが、体に「熱」がこもっている状態では、炎症を助長し、花粉症や皮膚炎をさらに悪化させる。

鍼灸整体治療の花粉症アプローチ

・ 初診時:首肩の筋緊張が顕著で、足の左右差を確認。まずは体の緊張をゆるめて血流を改善し、自律神経の安定を目的に施術を開始。
・ 2回目:頭頸部の緊張が軽減し、足の左右差も解消。
・ 4回目:ジビエ摂取後、花粉症と皮膚炎が悪化。食習慣の指導と冷たい飲食の制限を提案。
・ 5回目:目の奥の痛みが半減。
・ 6回目:花粉症の症状が治まり、首肩こりも改善。

これは血流と自律神経のバランスが整い、免疫機能が正常化したことによると考えられる。

花粉症を悪化させないための食習慣

・ 「脾」を冷やしすぎない(冷たい飲食を避ける)
・ 湿邪を溜めないために適度な運動を心がける
・ 炎症があるときはジビエなどの「熱性」の食材を控える

この方のケースでは、夏に毎日アイスを食べ続けたことで「脾」が弱り、花粉症が悪化しやすい体質が形成された。さらに、その状態で「熱性」のジビエを摂取したことで、炎症が促進され、花粉症と皮膚炎が悪化したと考えられる。

花粉症を予防するためには、「夏の冷たい飲食を控え、胃腸を整える」ことが重要。また、炎症があるときは、ジビエのような「熱を生む食材」の摂取を控えることが大切。

当院では、貼る鍼による花粉症の軽減も可能です。ご興味があればご相談ください。
当院の鍼灸整体は、細かい可動域の検査で体の状態を観察し、緊張している部分を緩めて血流を良くし、改善に導きます。
※効果には個人差があります。

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Author Profile

福本晋平
福本晋平[東京都渋谷区渋谷駅の鍼灸整体院]ふくもと治療院院長
【鍼灸師】母の病をきっかけに治療家として鍼灸医学自然療法の道を志す。
最高の鍼灸を追求しようと日本各地、中国、韓国に渡る。
5年間の住込み修業を経て、姿勢・歪み治療専門の鍼灸整体院を渋谷桜丘町南平台そばに開院。
全国、海外から訪れる方の鍼灸治療に従事 不妊症、逆子など妊婦さんの鍼灸治療も行う。
「身体の癖・歪みを改善に導くことで自然治癒力を最大限引き出す」

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